今回は、資格スクエアの社会保険労務士通信講座を実際に使ってみる機会があったため、その使い心地や、特徴などをレビューしていきます。
資格スクエアとは
資格スクエアはオンライン通信講座専門のスクールです。
2013年スタートの比較的新しい会社ですが、社会保険労務士を含むさまざまな資格の講座を提供しています。
また、新しい会社だけあって、年々そのコンテンツの内容も進化しており、今回改めて実際に触ってみてレビューをしようと思ったしだいです。
とりあえず使ってみた
ログインすると、こんな感じで講義や、問題集の一覧が表示されて視聴したい講義などを選択します。
ちなみに最初に見るべきは「入門講座」なのですが、これは広範囲にわたる社会保険労務士試験の全科目をざっくりと全体像をつかむための講座です。
この入門講座を経ずにいきなり本編に突入すると、ゴールの見えない戦いをしている気分となり、かなりの確率で心が折れますので、この入門講座がしっかり10時間以上あるのは高評価です。
管理人はせっかちな性格なので、入門講座をすっ飛ばして学習を始めましたが、労働法はまだ良かったものの、年金のあたりまで進んだ頃に心が折れ始めて入門講座を改めて見直したところ、いきなり理解が進み始め、学習のストレスが大分軽くなった経験があります。
実際の講義画面
実際の講義画面は、パソコンだとこんな感じです。
ポイントは講義画面と一緒に講義に関連したレジュメが右側に表示されていることでしょう。
これなら、紙のレジュメを見ながら講義を聴くよりも集中して講義が見られますね。
また、資格スクエアのウリはこのレジュメが自分で編集可能なところです。
「マイレジュメ作成機能」というものがありレジュメに書き込み、付箋、アンダーラインなどを自由に追加できるので、自分だけのレジュメが出来て復習に最適です。
また、このレジュメに書き込む作業自体がひとつのアウトプット学習でもあるので、非常に有益な作業となります。
管理人もテキストに書き込みまくるタイプなので、この機能は非常に評価できます。
質問や単語帳作成も同画面からアクセス可能
その他の機能としては、講義画面から質問の送信や
単語帳の作成もできます。
いずれもとてもスムーズに操作できるので、講義を見ながら思いついた質問をその場で書き込めたりするのはストレスが無くていいですね。
パソコン以外のデバイス
資格スクエアはもちろんタブレット、スマホにも対応しています。
実際の見た目はこんな感じです。
【タブレット(iPad mini 7.9インチ)】
【スマホ (5.2インチ)】
タブレットであれば、レジュメを同時表示しても板書の字も含め、十分講義の視聴は可能です。
スマホだとレジュメの同時表示はできないので、講義動画のみか、音声のみで聴くというスタイルになると思います。
初回はパソコンやタブレットで視聴し、スマホで復習するというのがオススメです。
管理人はいつも主張しているのですが、タブレットであれば例えば電車で立ったままの視聴もできるので、もしお持ちで無ければ社労士試験のためだけにでも買う価値はあると思いますよ!
なお、再生速度は1.1倍から3倍まで調整可能です。
問題集
ウェブ問題集はこんな感じです。
肝は解答が単なる○×ではなく、「もちろん○」「たぶん○」「たぶん×」「もちろん×」の4種類から選ぶ点。
資格試験に慣れた方なら、○△×で問題を仕分けして復習に役立てるというのは結構定番ですが、それをさらに進化させた感じです。
そしてその解答履歴を基に、問題ごとの理解度を分析し、記憶定着に最適な出題方法を、AIを活用した独自のアルゴリズムで再出題してくれるシステムは、なんと特許を取得しているそうです。
管理人が受験した頃にはこういったシステムの元祖的存在である「NEWTON 」というオンライン学習システム(よく新聞の全面広告を出していたのでご存じの方も多いかもしれません。) がありましたが、インターフェースといい中身のシステムといいその進化ぶりに隔世の感ありですね。
また、もし今まで紙の問題集しか使ったことのない方であれば、解答してその答えがすぐに同じ画面に表示されるということの効率性にはぜひ注目してほしいところです。
紙の問題集を1問解いて、巻末の答えを開いて確認する間に、オンライン問題集であれば3問くらいやっつけられてしまうのではないでしょうか。
「効率性」というのはこのよう具体的な学習の時短のことをいうのだと思いますよ。
まとめ
資格スクエア全般の特徴としては、管理人の印象としては
①オンライン学習での効率を最大限に追求している
②独自のアルゴリズムで最適の問題を常に出題してくれる
という点にあると思っています。
①については、他の通信専門のオンラインスクールでも基本的には同様なのですが、実際のインターフェースの使いやすさなどについては、レビュー内容にもある通り、頭ひとつ抜けた使い易さといっていいでしょう。
②についてはアルゴリズムの具体的な中身のことは管理人にはよく分かりませんが、4択の解答履歴をベースに再出題の順位を決めるという点だけ見ても精度が高くなることは事実でしょう。
なお、価格帯は通信講座としては、フォーサイトと並び最安値ゾーンです。
パソコンでの文字入力に慣れていて、デジタルデバイスの扱いに抵抗が無いかたであれば、かなりオススメできる講座に仕上がっているので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。