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中小企業診断士1.5年計画は「科目合格」が鍵!社会人が一発合格を狙わない賢い戦略

中小企業診断士の1.5年計画|科目合格で確実に 中小企業診断士

中小企業診断士試験において、1.5年計画はスタンダードかつおすすめの勉強期間設定のひとつです。

この記事では、私(資格インデックス管理人ODA)が、中小企業診断士の1.5年計画を「ただ期間を伸ばす話」ではなく、科目合格の組み合わせを使って勝率を上げる設計として、あなたの状況に合わせて組み立てられる形に落とし込みます。

記事のポイント

  • 1年合格と比べた1.5年計画の勝ち筋
  • 科目合格制度の使い方と失敗パターン
  • 9月スタートを前提にした月別スケジュール
  • 独学と通信講座を選ぶ判断基準

中小企業診断士の1.5年計画全体像

中小企業診断士の1.5年計画全体像

まずは全体像を掴みましょう。

ここでは、ストレート合格との比較、科目合格制度の使い方、科目合格の組み合わせ例、9月スタートのスケジュール、そして勉強時間と勉強期間の目安まで、最初に迷いがちな論点を一気に整理します。

ここで道筋が見えると、あなたの不安はかなり軽くなるはずです。

ストレート合格率と比較

ストレート合格率と比較

中小企業診断士って、1次が7科目で範囲が広い上に、2次は記述で「解き方の作法」が求められます。

だから、学習を始めた年に1次(8月)→2次(10〜11月)まで一気に抜けるストレート合格は、かなり難易度が高いです。

実務経験が豊富で知識が既に整理されている人でも、2次の答案作成は別競技なので、最後の最後で詰まることも普通にあります。

数字で見ると、1次合格率は年度で上下しますが2〜3割前後、2次は2割弱で推移する年が多いです。

単純に掛け算すると、同一年で両方通す人は数%台になりやすい。

つまり「努力すれば誰でもストレートでいける」タイプの試験ではなく、試験構造に合わせて勝ちやすい設計に寄せた人が強いんですよ。

合格率の推移や受験者数の変化は、公式の統計がいちばん確実です。

気になるあなたは、まず一次情報を見て「難易度の肌感」を掴むのがおすすめです。

(出典:一般社団法人日本中小企業診断士協会連合会『過去の試験結果・統計資料』)

ストレートが悪いわけではありません。時間を確保できる人や、財務・会計や経営経験が強い人は一気に抜けることもあります。ただ、あなたの生活(仕事・家事・繁忙期)と試験日程がぶつかるなら、設計で勝率を上げた方がラクです。

そこで効くのが1.5年計画です。

これは「ゆっくりやる」ではなく、科目合格制度を前提に、落とし穴を避けながら勝率を上げる戦略です。

ストレートって、1年の中で「インプット」「過去問」「模試」「直前」「2次対策」まで全部詰め込むので、どうしてもピークが重なります。

ピークが重なると、仕事が忙しい週が一発入っただけで崩れやすい。

1.5年計画は、そのピークを意図的に分散して「崩れにくくする」発想なんです。

私がよく言うのは、ストレートは“短距離走で一気に抜く”で、1.5年計画は“ペース配分して確実にゴールする”です。

どっちが正しいじゃなくて、あなたの現実に合う方を選ぶのがいちばん賢いかなと思います。

ストレートにこだわりすぎるより、「合格するまでの設計」を考えた方が、精神的にも時間的にもラクになりやすいです。あなたの生活を壊さずに受かるのが最優先ですよ。

科目合格制度の使い方

科目合格制度の使い方

1次試験は、科目ごとに一定点(一般に60点以上)を取ると、その科目が翌年以降に免除される仕組みがあります。

これが科目合格(科目免除)です。

ここを使うと、7科目を一発で揃える必要がなくなります。

1.5年計画の主役は、ぶっちゃけ講座でも教材でもなく、この制度です。

大事なのは、科目合格を「保険」ではなく「設計図の柱」にすること。

よくある失敗は、ストレートで走り出して途中で崩れて「取れた科目だけ科目合格になった」みたいな状態です。

これだと次年度の科目の組み合わせが歪んで、2次に集中できないままズルズルいきやすいんですよ。

1.5年計画の考え方は「ベースキャンプ」

私のおすすめは、1年目に「2次と関連が薄い科目」を確実に処理し、2年目に「主要科目+2次」を一体で仕上げることです。

言い方を変えると、1年目はノイズ(暗記の山)を片付けて、2年目は診断士脳(読む・考える・書く)に集中できる環境を作ります。

このときのコツは、1年目は「科目合格を取り切る」ことがゴールで、2年目は「知識を答案に変える」ことがゴールだと、はっきり分けることです。

ゴールが混ざると、学習の優先順位がぐちゃぐちゃになります。

科目合格で一番やってはいけないこと

それは、1年目に中途半端な点で終わって「科目合格を取り切れない」こと。

1.5年計画は、1年目で取り切る前提で設計されているので、ここで崩れると2年目が地獄になりがちです。

たとえば、1年目に周辺科目を3つ取るつもりが2つしか取れなかった場合、2年目は主要3科目+残り周辺+2次対策の“全部盛り”になりやすい。

これ、社会人だと現実的にかなりしんどいです。

1年目の目標は「合格点ギリギリ」ではなく、余裕を持って取れる状態です。科目合格が取れないと、2年目に主要科目と抱き合わせになって負荷が跳ね上がります。

じゃあどうするかというと、1年目の科目は「70点を狙うつもりで設計」するのが現実的です。

60点って、試験当日の体調・会場のコンディション・予想外の論点で簡単に割れます。

あなたのメンタルを守る意味でも、余裕が必要です。

あと、科目合格を狙うなら、足切りの存在(40点未満などの基準)にも注意が必要です。

科目ごとの合格基準や免除の扱いは変更される可能性があるので、最終的には公式の要項で確認してください。

ここは慎重にいきましょう。

科目合格の組み合わせ例

科目合格の組み合わせ例

科目合格の組み合わせは、人によって最適解が変わります。

ただ、2次との相性で考えると、かなり鉄板の分け方があります。

ここを理解しておくと、あなたの「迷い」が一気に減ります。

なぜなら、診断士試験は“科目の相性”がはっきりしているからです。

ざっくり言うと、企業経営理論・運営管理・財務・会計は2次の答案を書くための道具で、経済学・経営法務・経営情報システム・中小企業経営・政策は1次で点を取りにいく科目になりやすいです。

だから、1.5年計画では「道具は2年目に温存」「点取り科目は1年目に処理」が基本線になります。

区分 科目 2次との関係 配置の考え方 学習のコツ
周辺科目 経済学・経済政策/経営法務/経営情報システム/中小企業経営・政策 低い〜薄い 1年目に科目合格で処理 暗記は回転数、経済は型
主要科目 企業経営理論/運営管理/財務・会計 高い(事例I〜IVの土台) 2年目に1次と2次を融合 知識→答案の根拠へ変換

特に周辺科目は暗記要素が強いので、2年目の2次期に混ぜない方がいいです。

逆に主要科目は、2次に直結するので「鮮度が高い状態」で2次に入る方が勝ちやすい。

ここが1.5年計画のキモです。

そして、実務上いちばん効くのは「2年目の秋にやることを減らす」ことです。

2次は答案作成の訓練が必要で、時間を食います。

ここに暗記科目の追い込みが入ると、2次の手が止まりやすい。

だから、1年目に暗記科目を追い出す価値が大きいんですよ。

例:9月スタートの王道パターン

  • 1年目:経済学・経済政策、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策
  • 2年目:企業経営理論、運営管理、財務・会計+2次試験(事例I〜IV)

もちろん例外もあります。

簿記経験者なら財務・会計を早めに仕上げる選択もありますが、その場合は「2次の事例IVトレーニングを止めない」が絶対条件です。

免除を取って安心して練習をやめると、秋に計算スピードが落ちていて詰むパターンがかなり多いです。

科目の組み合わせは「得意科目の気分」で決めない方がいいです。2年目の秋(8月〜10月)に何が残っているとしんどいか、そこから逆算すると失敗しにくいです。

9月スタートのスケジュール

9月スタートのスケジュール

1.5年計画は、9月スタート(または10月スタート)と相性がいいです。

ストレートだと「遅れを取り返す」発想になって疲弊しやすいんですが、1.5年なら「先に整えて勝つ」発想にできます。

ここが大きいです。

なぜ9月が強いかというと、1年目の8月まで10〜11か月あるからです。

周辺科目を3〜4つ仕上げるには十分な時間で、しかも学習習慣の形成から入れる余裕があります。

いきなり毎日3時間の根性論をやるより、週10時間→15時間→20時間と段階的に上げる方が、長期戦だと勝ちやすいんですよ。

時期 主なテーマ やること 詰まりやすいポイント
9〜12月(1年目) 学習習慣づくり 周辺科目のインプット開始、過去問の入口に触れる ペースを上げすぎて息切れ
1〜4月(1年目) 周辺科目の完成 講義完走→過去問を科目別に回して弱点潰し インプットだけで満足
5〜8月(1年目) 科目合格の取り切り 演習量を増やし、模試で点を安定させる 模試で凹んで学習停止
9〜12月(2年目) 主要科目+2次の接続 企業経営理論・運営管理・財務を本格化、2次は「読む」から入る 2次を避けてしまう
1〜7月(2年目) 1次2次の融合期 主要3科目の1次対策を進めつつ、2次演習を週次で回す 1次に寄りすぎて2次が薄い
8〜10月(2年目) 最終決戦 1次(主要3科目)→直後から2次を答案作成に全振り 夏バテ・体調不良で崩れる

ポイントは、2年目の8月に主要3科目を仕上げ、その勢いのまま2次に突っ込むこと。

知識の鮮度が高い状態で2次に入れるのは、ストレート勢よりも強い場面が普通にあります。

ストレート勢は、2次直前に「1次知識の復習」が必要になりやすいんですが、1.5年計画なら8月に仕上げたばかりなので、その分を答案訓練に回せます。

9月スタートの最大のメリットは、学習を「生活に組み込む」時間があることです。スケジュールの勝ち負けは、気合いよりも習慣で決まります。

勉強期間の目安

勉強期間の目安

勉強時間は「平均で○○時間」と言われがちですが、あなたの前提(初学か、実務経験があるか、得意科目が何か)でブレます。

だから私は、時間そのものよりも「週の確保時間」と「回す仕組み」で考えるのを推します。

これは、忙しい社会人ほど効きます。

まず現実の話をすると、平日は仕事があるので、毎日2時間を安定して確保できる人は意外と少ないです。

だから「平日30〜60分+週末でまとめて」の形にして、週合計を作る方が長続きしやすい。

ここで無理をすると、2〜3か月で燃え尽きます。

週あたりの現実ラインから逆算する

社会人だと、週15〜20時間くらいが現実ラインになりやすいです。

ここから逆算して、1年で詰めるのか、1.5年で分散するのかを決めるのが安全です。

たとえば週15時間だと、1年で仕上げるにはスケジュールの余白が少なく、繁忙期が来た瞬間に崩れやすい。

1.5年なら、繁忙期が入っても立て直しが効きます。

もう一つ大事なのが、勉強時間は「積み上げるもの」なので、序盤の過剰なペースアップが逆効果になりやすい点です。

最初は週10時間でもいいので、学習を切らさない。

そこから増やしていく方が、結果的に総時間も伸びます。

勉強時間の数字はあくまで一般的な目安です。あなたの生活リズムと得意不得意で最適解は変わります。最優先は、続けられる形にすることです。

時間を「作る」より「漏らさない」

私は、学習計画でいちばん効くのは「漏れを減らす」だと思っています。

たとえば、移動時間に講義を1.2倍速で聞く、昼休みに過去問1問だけ解く、寝る前に暗記カードを10枚だけ回す。

こういう小さい積み上げが、半年後に効いてきます。

逆に、週末に10時間まとめてやろうとして、疲れて寝落ちしてゼロになるのが一番もったいない。

あなたが「時間がない」と感じているなら、まずは1日の中の“穴”を3つ見つけるのがおすすめです。

さらに深掘りしたい人へ(内部リンク)

勉強時間をもう少し具体的に作り込みたいなら、まずは1次と2次を分けて考えるのがコツです。

以下の記事も参考になります。

勉強時間を盛るより、体調を守って継続できる設計の方が結果的に勝ちやすいです。睡眠と集中力が落ちると、暗記も記述も一気に効率が下がります。

中小企業診断士の1.5年計画の実践

中小企業診断士の1.5年計画の実践

ここからは実行パートです。

周辺4科目をどう先取りするか、主要3科目と2次試験をどう融合するか、独学と通信講座の選び方、そして最大の論点になりやすい財務・会計(事例IV)をどう扱うかまで、あなたが「選べる」ように整理します。

講座を選ぶにしても、先に“学習の設計”が決まっていると、教材選びで迷子になりにくいです。

周辺4科目の先取り戦略

周辺4科目の先取り戦略

1年目にやる周辺4科目は、ゴールが明確です。

8月の1次試験で科目合格を取り切る

この一点に集中します。

周辺科目は2次に直結しにくい分、学習が「点を取るゲーム」に寄りやすい。

だから、戦い方もハッキリさせた方がラクです。

私が推すのは、1年目の周辺科目は“過去問主導”で回すことです。

最初からテキストを完璧にしようとすると、終わりません。

試験は「出るものが出る」ので、出題パターンに合わせて覚える方が早いです。

暗記三兄弟は「回転数」で殴る

経営法務・経営情報システム・中小企業経営・政策は、理解よりも反復が効きます。

テキストを読むだけだと忘れます。

だから、私は「過去問→復習→過去問」の回転数を増やす方針に寄せます。

具体的には、一問一答的に細かく覚える前に、まず過去問で問われ方を掴む

その上で、間違えた論点だけテキストに戻る。

これだけで、学習の無駄がかなり減ります。

回転数の作り方はシンプルで、1周目は「解けなくてOK、論点を拾う」、2周目は「正解率を上げる」、3周目は「間違えた問題だけ」。

この3段階を、試験までに回せるとかなり強いです。

あなたが忙しいなら、全部を丁寧にやるより、雑でも回す→精度を上げるの順番が合うかもです。

経済学は「満点狙い」より「合格点安定」

経済学・経済政策は苦手になりやすいです。

ここは満点を狙うより、「出るところを落とさない」「計算やグラフは型で処理する」に寄せた方がいいかなと思います。

経済が苦手な人ほど、変な難問に突っ込んで時間を溶かしがちなんですが、そこは割り切りが大事です。

たとえば、ミクロなら需要供給・弾力性・市場構造、マクロならIS-LMっぽい基本関係や財政金融の典型問題など、頻出の骨格があります。

まず骨格を固めて、過去問で「この型が出たらこう処理」と決める。

これで安定します。

1年目は、2年目のための環境づくりです。周辺科目は「2次で使わないからこそ、1年目で終わらせる価値」があります。逆に、ここを残すと2年目の秋が一気にしんどくなります。

科目合格狙いは、1科目の失点が計画全体に直撃します。直前期は「得意科目を伸ばす」より「苦手科目の底上げ」で事故を防ぐのが安全です。

主要3科目と2次試験対策

主要3科目と2次試験対策

2年目のメインは、企業経営理論・運営管理・財務・会計の主要3科目と、2次試験(事例I〜IV)の融合です。

ここを分断すると、学習が二重化してしんどくなります。

逆に、融合できると「1次の勉強が2次の武器になる」ので、同じ時間でも伸び方が変わります。

1次の主要3科目って、テキストを暗記して点を取るだけでも合格は狙えます。

ただ、それだと2次で詰まります。

2次は、与件文から状況を把握して、設問で問われたことに対して、根拠を示しながら助言を書く試験です。

だから、知識を“使う”練習が必要なんです。

融合のイメージは「道具としての知識」

主要3科目は、2次試験の答案を作るための道具です。

たとえば企業経営理論は、事例Iで組織・人事の根拠になります。

運営管理は事例II・IIIで施策の根拠になります。

財務・会計は事例IVのそのものです。

だから、2年目は「知識を覚える」だけで終わらせず、知識を答案の根拠として使う練習をセットにします。

ここができると、2次が一気に現実になります。

具体的には、2次の過去問を解くときに「どの知識を根拠に書いたか」を毎回メモするのがおすすめです。

最初は書けなくて当たり前です。

でも、回数を重ねると「この設問は組織構造の話だな」「これは生産管理の典型だな」みたいに、引き出しが開くようになります。

これが“診断士脳”です。

2次は「早く始めれば勝つ」ではなく「型が固まれば勝つ」

2次試験は、やみくもに過去問を増やすより、80分で安定して出せる型(読み方・切り口・書き方)を作る方が重要です。

あなたが不安なら、まずは「事例を読む→設問で問われていることを言語化する」からでOKです。

たとえば、いきなり答案を完璧に書こうとせず、最初は「設問要求の分解」と「与件根拠のマーキング」だけでもいい。

これを繰り返すと、答案の“素材”が集まるようになります。

素材が集まったら、次に文章化です。

順番が逆だと詰まります。

もし今、2次が怖すぎて手が止まっているなら、以下の記事も役立つはずです。

2次は「才能」より「手順」です。与件→設問→骨子→答案という流れを固定すると、毎回のブレが減って強くなります。

独学と通信講座の選び方

独学と通信講座の選び方

ここは正直、正解がひとつじゃないです。

だからこそ「あなたの条件」で決めましょう。

私がよく使う判断軸は、次の3つです。

ここを整理しておくと、価格や評判に振り回されなくなります。

判断軸 独学が向く 通信講座が向く チェックの目安
自己管理 計画の立て直しができる 強制力が欲しい 忙しい週でも最低ラインを守れるか
フィードバック 自己採点で進められる 添削や解法の型が欲しい 2次の答案で迷子になりやすいか
コスト感 費用を抑えたい 時間を買いたい お金より時間が不足しているか

判断軸1:自己管理できるか

独学は自由度が高い反面、計画の崩れを自力で修正する必要があります。

仕事が忙しい時期に学習が止まったとき、自分で立て直せるタイプなら独学でもいけます。

逆に、忙しい週が来た瞬間に「もういいや」となりやすいなら、通信講座の方が合うかもです。

自己管理で大事なのは、気合いじゃなくて仕組みです。

たとえば、週次で「何を何回回すか」を固定して、ズレたら週末に調整するルールを作る。

こういうルールが作れるなら独学は強いです。

判断軸2:フィードバックが必要か

1次は過去問で自己採点できますが、2次は答案の良し悪しが分かりにくいです。

ここで添削や採点の視点が欲しいなら、通信講座や予備校の価値が上がります。

2次は「何を書けば点になるか」を掴むまでが長いので、そこを短縮できるのはメリットです。

ただし、添削がある=受かるではないです。

添削を活かすには、同じ型で答案を書いて、改善点を次に反映する“回転”が必要です。

ここができる人は伸びます。

判断軸3:コストをどう捉えるか

費用は、通信講座で数万円台から、通学・総合型だと数十万円台まで幅があります。

安い高いではなく、あなたの時間を買うのか、強制力を買うのか、フィードバックを買うのかで判断すると決めやすいです。

私は「時間が足りない人ほど、学習のムダを減らす投資は効く」と思っています。

ただ、家計や状況は人それぞれなので、無理はしないでください。

無料体験やサンプル講義で相性を確認して、納得してから決めるのがいちばん安全です。

講座の費用やサービス内容は改定されることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。迷う場合や費用負担が重い場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。

財務・会計と事例IV対策

財務・会計と事例IV対策

1.5年計画で一番揉めるのが、財務・会計の扱いです。

これ、1次科目でありながら、2次の事例IVそのものでもあります。

つまり、点を取る科目でもあり、落とすと致命傷になりやすい科目でもあります。

だからこそ、戦略の“芯”になります。

財務が怖いあなたにまず伝えたいのは、苦手意識があるのは普通だということです。

多くの受験生が「財務で足切りが怖い」「計算が間に合わない」と感じます。

ただ、怖いからこそ、早めに“型”を作るのが効きます。

財務は「知識」じゃなく「技能」

財務・会計は、覚えるだけでは伸びません。

計算スピードと精度が必要なので、スポーツに近いです。

だから、止めると落ちます。

これが怖いところ。

たとえば、NPVやCVP、意思決定会計の処理って、頭で分かっていても手が動かないと点になりません。

だから、理解→演習→時間制限付き演習の順で、技能化していく必要があります。

おすすめは「2年目ピーク」+「1年目は基礎体力」

私のおすすめは、財務・会計のピークを2年目に置くことです。

ただし、1年目にゼロでいると2年目が苦しくなるので、1年目のうちに基礎(簿記2級レベルの入口くらい)を作っておくとかなり楽になります。

ここでいう基礎体力は、仕訳を完璧に暗記するというより、「財務三表がつながっている感覚」「原価計算の基本」「損益分岐点の読み方」みたいな、2年目の伸びを加速させる土台です。

土台があると、2年目の演習量が同じでも伸びが違います。

財務が苦手でも大丈夫です。大事なのは、難問に挑む前に「定番の型」を確実に取れる状態にすること。事例IVは、取りにいくべき点が見えやすい試験です。

1年目に財務を科目合格する場合の注意

もし簿記経験があって1年目に財務・会計を科目合格するなら、ここは強く言います。

制度上は免除でも、学習上の免除はありません

事例IVのために、計算トレーニングは継続が必要です。

この継続って、毎日2時間やれという話じゃないです。

週2回でもいいので、計算の手を動かす習慣を切らさないこと。

切らすと、思った以上に鈍ります。

あなたが「財務で勝ちたい」なら、1.5年計画の中で財務だけは、細く長く触れるのがコツです。

財務・会計の学習方針は、あなたの得意不得意で最適解が変わります。教材選びや学習計画に不安があるなら、最終的な判断は専門家にご相談ください。

中小企業診断士の1.5年計画まとめ

中小企業診断士の1.5年計画まとめ

中小企業診断士の1.5年計画は、逃げではなく、勝率を上げる設計です。

1年目に周辺4科目を科目合格で処理して、2年目は主要3科目と2次試験を融合させる。

これだけで、やることがかなりクリアになります。

あなたが今、9月スタートや10月スタートで「もう遅いかな」と思っているなら、私はむしろチャンスだと思います。

ストレートだと焦りが出やすい時期でも、1.5年計画なら“勝てる配分”にできるからです。

勉強期間は長くなりますが、その分、生活に合わせて崩れにくい計画にできます。

最後に、私がいちばん強調したいのはこれです。

計画って、立てた瞬間がゴールじゃなくて、回して修正できて初めて意味があります。

模試で点が出ない、仕事が忙しい、体調を崩す。

こういうことは普通に起きます。

そのときに「終わった」と思わず、調整して戻せる設計が1.5年計画の強さです。

最後にこれだけ。あなたの1.5年計画は「自分の週の使い方」に落とし込めた時点で勝ち始めます。今日、学習時間を確保する枠を1つ決めて、明日も同じ時間に座れるようにする。まずはそこからです。

本記事で紹介した合格率や勉強時間、費用感は一般的な目安であり、年度や個人差で変動します。正確な情報は公式サイトをご確認ください。迷う場合は最終的な判断は専門家にご相談ください。

管理人は宅地建物取引士・行政書士・社会保険労務士・中小企業診断士をはじめ10資格以上を保有し、10年にわたり社会保険労務士事務所として活動してきました。

現在は資格取得ノウハウや実務経験をもとにを執筆・監修し、受験生へ最新の学習法とキャリア情報を発信。

自身の体験をもとに“リアルで役立つ資格情報”をお届けします。

【資格取得歴】
2008年2月 簿記2級
2008年10月 販売士2級
2009年12月 宅建士
2010年11月 社会保険労務士
2011年1月 行政書士
2011年3月 FP2級
2011年12月 中小企業診断士
2012年7月 世界遺産検定1級
2013年4月 年金アドバイザー2級
2014年3月 特定社会保険労務士

【実務歴】
2012年10月中小企業診断士登録
2013年4月社会保険労務士開業
以後10年間社会保険労務士として活動し現在はWebサイト運営に専念

監修者

中小企業診断士試験対策!人気通信講座ベスト3比較

1位 スタディング

  • 特徴:スマホやタブレットを活用したオンライン講座で、スキマ時間を有効活用できる。ペーパーレス版のテキストが特徴。
  • おすすめポイント:リーズナブルな価格設定で、デジタル学習に慣れた方に最適。通勤時間などのスキマ時間に効率よく学習可能。
  • サポート:質問サポートはオプションで提供。
2位 アガルート

  • 特徴:見やすいフルカラーテキストとオンライン講座の充実したサポート体制が魅力。
  • おすすめポイント:合格お祝い金制度などの特典があり、学習のモチベーションを高める。講師のサポートが手厚い。
  • サポート:受講生専用の質問フォーラムや、講師との定期的な個別相談など、学習中の不安を解消できる支援体制が整っている。
3位 ユーキャン
  • 特徴:丁寧な添削指導とテキスト中心のわかりやすい構成。続けやすさを重視した学習設計。
  • おすすめポイント:合格者を多数輩出してきた信頼の実績と、きめ細かな指導体制が特長。復習や定着を重視した教材構成で、着実に力がつく。
  • サポート:添削指導+質問対応(郵送やWeb)。自宅学習を支える教材構成。
選び方のポイント

中小企業診断士の試験概要

項目 内容
試験日 一次:例年8月初頭/二次(筆記):例年10月下旬
合格発表 1次:例年9月上旬/2次(筆記):例年翌1月上旬
試験時間 1次:科目ごとに60~90分/2次(筆記):各事例80分×4
試験方式 1次:マークシート(7科目)/2次:記述(4事例)+口述
受験資格 学歴・年齢・職歴等の制限なし(※二次受験は一次合格者などの要件あり)
主な出題科目(一次) ①経済学・経済政策 ②財務・会計 ③企業経営理論 ④運営管理 ⑤経営法務 ⑥経営情報システム ⑦中小企業経営・政策
主な出題科目(二次) 事例Ⅰ(組織・人事)/事例Ⅱ(マーケティング・流通)/事例Ⅲ(生産・技術)/事例Ⅳ(財務・会計
合格率(一次) 2025年:23.7%(※直近10年の推移は後述の表に記載)
合格率(二次) 2025年:17.6%(※直近10年の推移は後述の表に記載)
申込期間 1次:例年4月下旬〜5月下旬ごろ/2次(筆記):例年一次合格発表直後〜9月下旬ごろ
試験地 1次:札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇/2次:札幌〜福岡の7地区
受験手数料 1次:17,200円/2次:15,100円
科目合格制度 1次は科目合格あり(合格科目は翌年度・翌々年度の1次で免除可)
実施機関 日本中小企業診断士協会連合会

中小企業診断士試験直近10年の合格率

1次試験

試験年度 受験人数 合格者数 合格率
2025 18,360 4,344 23.7%
2024 18,209 5,007 27.5%
2023 18,755 5,560 29.6%
2022 17,345 5,019 28.9%
2021 16,057 5,839 36.4%
2020 11,785 5,005 42.5%
2019 14,691 4,444 30.2%
2018 13,773 3,236 23.5%
2017 14,343 3,106 21.7%
2016 13,605 2,404 17.7%

2次試験

試験年度 受験人数 合格者数 合格率
2025 7,044 1,240 17.6%
2024 8,119 1,516 18.7%
2023 8,241 1,555 18.9%
2022 8,712 1,625 18.7%
2021 8,757 1,600 18.3%
2020 6,388 1,174 18.4%
2019 5,954 1,088 18.3%
2018 4,812 905 18.8%
2017 4,279 828 19.4%
2016 4,394 842 19.2%
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