司法書士試験の対策を始めたいけれど、「どの通信講座を選べばいいのかわからない」と迷っていませんか?
合格率の高さ、学習スタイルとの相性、サポート体制、価格のバランス。ひと口に“おすすめ”といっても、自分にぴったりの講座を選ぶのは簡単ではありません。
本記事では、人気の司法書士通信講座を徹底比較し、目的別に最適な講座をわかりやすく紹介しています。
初学者から再受験生まで、あなたの勉強を本気で支えてくれる一講座に出会えるよう、最新情報とリアルな口コミも交えて解説します。
記事のポイント
- 最新の通信講座情報を反映:新制度対応や新講座の開講状況をもとに選定
- 総合ランキングと部門別ランキングを両立:価格・教材・サポートなど複数軸から評価
- スタディング・フォーサイト・アガルート等の主要講座を詳細に分析
- 独学・社会人・再受験など目的別に最適な講座を紹介
- 教育訓練給付制度対応・返金保証など制度面の比較も徹底
司法書士通信講座おすすめランキング総合比較
総合評価TOP10司法書士通信講座

司法書士通信講座は、学習スタイルや目的に応じて向き・不向きがあります。
ここでは、受講者満足度・教材の質・価格・合格実績などから総合的に評価した TOP10ご紹介します。
※2025年11月時点の情報に基づく。価格や内容は変更される場合があります。
| 講座名(評価) | スタンダードな講座の価格 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| スタディング(★★★★★) | 89,100円 | スマホ学習に最適。AI 復習・進捗分析機能が好評 |
| フォーサイト | 107,800 円 | フルカラーテキスト+映像授業の質が高評価。専用アプリあり |
| アガルート | 239,800 円 | Zoom 面談・添削サポート付き。合格者の声が多い |
| 伊藤塾 | 499,000 円 | 老舗の強み。アウトプット重視の構成 |
| ユーキャン(★★★★☆) | 169,000 円 | 初心者向け。丁寧な添削と紙教材が魅力 |
| クレアール | 445,000円 | 非常識合格法による短期集中型。キャンペーン豊富 |
| LEC東京リーガルマインド(★★★★☆) | 587,800円 | 通学併用可。模試が充実 |
| Wセミナー(TAC)(★★★★☆) | 583,000 円 | 実務指導に強いカリキュラム。ライブ講義対応 |
| 東京法経学院(★★★☆☆) | 243,500円 | 老舗の中堅資格予備校 |
| 辰已法律研究所(★★★☆☆) | 258,700円 | ベテラン講師による手厚い指導 |
管理人の視点~通信講座の価格について

上記の表にある講座価格は一般価格などと呼ばれるいわゆる「定価」です。
実際のところ講座価格は試験日との関係でキャンペーンや早割などの名目により、かなり変動するいわば「時価」。
とはいえ安くなる時期を待つというのも、その間の勉強時間を無駄にすることになるので試験合格を目指すのであれば本末転倒の悪手。
つまり結論としては「思い立ったが吉日」で、ある程度の価格の波には目をつぶってモチベーションが高まったその時に講座に申し込んでしまうことをおすすめします。
資格試験において最大のコストは「勉強に費やす時間そのもの」。
自分に合った良い教材を使って短期合格を目指すのが、結果的に一番コスパのいい選択肢となります。
試験日の関係で変わる通信講座の価格

おすすめ講座① スタディング

スタディングは、司法書士試験においても非常に人気の高い通信講座のひとつです。
最大の魅力は、スマートフォンやタブレット、PCを活用した「完全オンライン型学習スタイル」にあります。
通勤や家事の合間など、スキマ時間を有効活用して学習を継続できる点が、忙しい社会人や子育て世代にも好評です。
講義動画は1コマあたり約15分と短時間で構成されており、集中力を維持しやすく、学習内容の定着もスムーズです。
また、動画視聴の直後に問題演習ができるよう設計されており、インプットとアウトプットを効果的に繰り返せる仕組みになっています。
さらに、AIによる復習タイミングの提案、進捗管理、学習時間のグラフ表示など、自動化されたサポート機能が充実しているため、学習習慣が自然と身につきます。
質問サポートはないものの、「学習仲間SNS」などのコミュニティ機能があり、独学でも孤独を感じにくい点も特徴です。
管理人の視点
ここがいい!

以前は「通勤講座」という名前だったスタディング。
その名の通り、通勤などのスキマ時間の徹底活用を念頭においた講座です。
管理人の経験上からも、細切れの時間を一日に何回も使って勉強時間を稼いでいくのが社会人の勉強の王道、というかそうしないと無理(笑)。
また、集中力維持の観点からも、「短時間・多頻度」の学習スタイルは暗記系の多い司法書士試験では特におすすめです。
あとは何と言っても価格の安さは圧倒的に魅力的です。
ここはイマイチ!

過去にはペーパーレス版のみだったスタディングですが、現在では冊子版テキストが標準で、ペーパーレス版がオプションの扱い。
とはいえ、テキストの見やすさなどはやはりフォーサイト等の最初から冊子版テキストありきの講座とは差があります。
その場合には、大手予備校の市販のテキストを併用するのもおすすめです。
eラーニング機能について

基本的にeラーニング完結型の講座設計になっているのがスタディング。
機能の豊富さはさすがで、動画視聴や各種テスト等の基本機能に加え、コミュニティ機能やAI学習支援機能も充実。
スマホアプリの使いやすさも十分ですが、直感的な操作感ではフォーサイトにやや及ばないかも…。
あとWebテキストについはスマホに最適化されているため、読みやすいですのですが、イメージとしては「スマホ用のWebサイト」を見ているようでいわゆる「紙の教科書感」とは別物の印象。
また、PCで見ても縦長のままで結構見づらいという罠も(笑)。
自分だったら前述の通り、スタディングは動画講義と問題集用と割り切って、別途市販テキストを併用すると思います。
なお、スタディングでは公式サイトからアカウントを作成することよって、講座の無料体験が可能。
また、期間無制限でお試し可能かつ、スタディングの他の講座も試せるという太っ腹ぶり。
資格情報の収集にも役に立つのでおすすめです。
講座の概要
- スタンダードな講座の受講料(税込):89,100円
- ペーパーレスと冊子テキスト付きの2種類から選択可能。低価格でも内容は充実。
- 教材形式:WEB動画+問題演習+PDFテキスト
- 動画→問題→解説の一貫フローで、短時間で定着。
- 学習サポート:進捗可視化+AI復習サイクル+SNS連携
- 質問受付はなし。かわりに学習記録やSNS仲間との交流で習慣化を促進。
- 合格実績:具体数非公表だが満足度90%以上
- 初学者・再受験者ともに高評価。
- 学習習慣支援:時間グラフ・講義履歴・復習アラート
- 「次にやること」が常に提示され、迷わず続けられる。
スタディングのおすすめポイント
- 低価格でオンライン完結、教材費も抑えられる
- 通勤・家事中などのスキマ時間で無理なく学べる
- 学習進捗や時間がグラフで見えるため自己管理しやすい
- SNSによる仲間との交流が継続の励みになる
スタディングはこんな方におすすめ
- コスト重視で始めたい方:初期費用を抑えて挑戦できる
- スキマ時間を活用したい方:短時間講義とスマホ対応が便利
- 質問より自己解決を重視する方:教材と機能で十分にカバー可能
- 独学が続かない方:SNSや進捗管理で自然に学習が習慣化
スタディング詳細比較表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 講座の特徴 | スマホ学習特化型。動画講義と問題演習がシームレスに連動し、短時間でのインプット・アウトプットが可能。 |
| スマホアプリ | Webブラウザ対応(iOS/Android)※アプリ不要。進捗管理や復習レポート、AI分析機能を標準装備。 |
| スタンダードな講座の価格 | 89,100円 |
| 合格実績 | 合格率非公表だが利用者満足度は90%以上の高評価。SNS口コミでも好意的な声多数。 |
| サポート体制 | 質問受付はなしだが、学習仲間SNSや進捗支援ツール、学習フローガイドあり。 |
| 教材形式 | WEB講義動画・オンライン問題集・PDFテキスト・AI復習スケジューラ |
| 返金・特典 | 返金保証なし。ただし低価格で初期負担が軽いためリスクは低い |
| 学習スケジュール支援 | 学習レポート・学習時間グラフ・講義履歴表示で習慣化を支援 |
おすすめ講座② フォーサイト

フォーサイトは、司法書士試験対策において「高品質な教材」と「手厚いサポート」が両立した、非常にバランスの良い通信講座です。初学者にもやさしい設計で、長年にわたって高い合格率を維持していることでも知られています。
講座の最大の特長は、フルカラーの紙テキストと、専用スタジオで収録されたハイビジョン講義動画による「視覚に訴える学習スタイル」です。
講義は図解や図表が豊富に使われており、法律の専門用語や複雑な制度も直感的に理解しやすくなっています。
また、講義と連動した問題演習や確認テストも充実しており、知識の定着と復習の効率が高められています。スマホやタブレットにも対応しており、どこでも学習可能。
受講者専用のeラーニングシステム「ManaBun」では、進捗管理や復習チェック、スケジュール調整まで一元的に管理できる点も好評です。
さらに、フォーサイトは合格率を公式に公表しており、2024年度の合格率は全国平均の約約6.31倍(33.33%)を記録。実績面でも信頼できる通信講座といえるでしょう。
管理人の視点
ここがいい!

Web通信講座としてはパイオニア的存在のフォーサイト。
長い歴史に裏付けられたその教材・カリキュラムともに信頼度は抜群。
また、専用アプリ『ManaBun』の使いやすさも秀逸で、オンライン講座としてはスキのない仕上がりでしょう。
ここはイマイチ!

講座内容とは直接関係ないのですが、講座の価格が「送料別」なところには要注意。
送料自体は地域により730円~2300円と金額的には大きくないものの、なんとなくモヤモヤ感はあります。
eラーニング「ManaBun」について

フォーサイトのeラーニング「ManaBun」は数あるWeb通信講座の中でもはっきり言ってピカイチの完成度。
特に直感的に使えるスマホアプリの使い心地は他とは一線を画すレベルで、これだけでもフォーサイトを選ぶ理由になるくらいです。
機能も豊富で、動画視聴や各種テストに加え学習進捗機能もバッチリ。
ただし!Webテキストについては紙のテキストをそのままPDF化しただけなので、はっきりいって見づらい…。
ここはオマケ程度に考えて素直に製本テキストをメインで使うようにしましょう。
なお、「ManaBun」についてはフォーサイトの公式サイトから資料請求をすることで試してみることが可能。
ただし、試用期間は申し込みから14日間限定なので、そこだけは注意してください。
また資料請求ではテキストのサンプルや、オリジナル書籍なんかもついてくるのでやっておいて損はありません。
講座の概要
- スタンダードな講座の受講料(税込):107,800 円
- 教育訓練給付制度対応。対象者は20%の補助を受けられる可能性あり
- 教材形式:フルカラーテキスト+専用スタジオ収録の高品質映像講義
- 法律知識ゼロからでも理解しやすい構成
- サポート体制:質問受付+講師陣による丁寧な解説
- 受講期間内は回数無制限で質問可能。学習中の不安をすぐに解消
- 合格実績:2024年度の合格率33.33%(全国平均の約6.31倍)
- 圧倒的な実績に裏付けられた安心感
- eラーニング機能:ManaBun(マナブン)
- 動画視聴履歴、進捗確認、スケジュール管理機能が一体化
フォーサイトのおすすめポイント
- 視覚的に学びやすいフルカラー教材と高精細動画
- 合格実績が明確に示されており信頼性が高い
- 教育訓練給付制度で受講料が軽減される可能性あり
- ManaBunで学習を一括管理。挫折しにくい設計
フォーサイトはこんな方におすすめ
- 初学者や学習に不安がある方:基礎から丁寧に解説されるので安心
- 紙教材でしっかり学びたい方:視覚優位で理解しやすい構成
- 実績ある講座を選びたい方:高い合格率と口コミ評価が後押し
- サポートを重視する方:質問対応が手厚く、安心して進められる
フォーサイト詳細比較表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 講座の特徴 | 初学者向けに最適化された講義と教材構成。合格率公表の実績重視型講座。 |
| スマホアプリ | ManaBun対応(ブラウザベース)。動画視聴・復習チェック・進捗管理など一元化可能。 |
| スタンダードな講座の価格 | 107,800円(教育訓練給付制度対応) |
| 合格実績 | 合格率33.33%(全国平均5.3%)※令和6年度 |
| サポート体制 | 無制限の質問受付+丁寧な添削。困ったときにすぐ相談できる安心感 |
| 教材形式 | 紙テキスト(フルカラー)・専用動画・確認テスト・eラーニング「ManaBun」 |
| 返金・特典 | 教育訓練給付制度あり。キャンペーン割引も定期開催 |
| 学習スケジュール支援 | ManaBunで進捗・復習・予定管理が可能。計画的に学習を進められる |
おすすめ講座③ アガルート

アガルートは、難関資格の対策において実績を伸ばし続けている注目の通信講座です。
司法試験や行政書士など法律系資格にも強く、司法書士試験においても合格者数を着実に増やしており、信頼度の高い講座として知られています。
講座の大きな特徴は、合格すれば「全額返金(※条件あり)」という強力なキャンペーンを実施している点です。
合格者インタビュー掲載や、一定条件を満たすことで全額が返金される制度は、受講生のモチベーションを大きく高めています。
また、講義内容は基礎から実務レベルまでカバーしており、実際に法律業務を行う上でも役立つスキルを習得可能です。
添削課題やZoomを使った講師との個別面談が用意されているため、孤独になりがちな通信学習でも安心して進めることができます。
講義動画は、倍速再生にも対応しており、通勤や外出中でも学習できる柔軟性があります。
管理人の視点
ここがいい!

現在の資格通信講座業界で最も勢いがあるのがアガルート。
扱う資格の数も年々増えており、難関試験に限れば今や日本一の通信講座といっていいでしょう。
そして、その最大の特徴が「定期カウンセリング」のオプション。
お値段は少々張りますが、定期的に個別のアドバイスやフィードバックをもらえることは、オンライン通信講座の弱点をカバーできる魅力的な選択肢です。
ここはイマイチ!

他のオンライン専門通信講座と比べると価格帯は、高め。
入門向けの手軽な講座の価格はお手頃ですが、一通りの内容が揃うスタンダードなカリキュラムであれば、WセミナーやLEC等の大手予備校とあまり価格差はありません。
よって、アガルートの講座内容を比較検討するのも、スタディングやフォーサイトなどではなく、前述の大手校と比較することになるでしょう。
eラーニング機能について

アガルートのeラーニングは動画視聴、Webテスト、質問機能といった基本的なもの。
最近、アプリもできたのですが正直使い心地はまだ発展途上で、先行のフォーサイトやスタディングには及ばないのが現状です。
アプリについては動画視聴用と割り切って使うのが吉でしょう。
またWebテキストも紙のテキストのPDF化なので、スマホでの閲覧は非推奨。
素直に製本テキストをメイン使いするのがおすすめです。
なお、eラーニングについてはアガルートの公式サイトから資料請求をすることで試してみることが可能。
ただし、試用期間は申し込みから20日間限定なので、そこだけは注意してください。
また資料請求ではサンプルテキストや合格体験記本もついてくるのでやっておいて損はありません。
講座の概要
- スタンダードな講座の受講料(税込):239,800 円
- 合格時に全額返金制度あり(インタビュー協力など条件あり)
- 教材形式:動画講義・オリジナルテキスト・過去問・模擬試験
- 倍速再生対応。視聴環境に合わせた使いやすさ
- サポート体制:Zoomによる定期面談+添削指導
- 個別相談の機会が多く、途中離脱を防げる体制が整っている
- 合格実績:具体的な合格者数は非公開だが、SNS口コミ・評判多数
- 合格体験記やインタビュー掲載数は業界トップクラス
- 学習補助機能:マイページから進捗管理・教材閲覧・提出物確認可能
アガルートのおすすめポイント
- 合格時全額返金制度ありでリスクが低く挑戦できる
- 講師とのZoom面談で進捗に合わせたアドバイスがもらえる
- 添削・課題提出によってアウトプット学習が充実
- 実務にも直結する教材内容で合格後を意識した設計
アガルートはこんな方におすすめ
- 学習のモチベーションを維持したい方:返金制度や個別サポートが支えになる
- 通信でもしっかり相談したい方:Zoomで直接講師と話せる安心感
- 合格後の実務にも備えたい方:実用的な教材と講義構成が魅力
- 他資格からの乗り換え受験生:応用力が高い教材で対応可能
アガルート詳細比較表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 講座の特徴 | 合格者には全額返金キャンペーンあり。個別面談と添削で学習支援が手厚い。 |
| スマホアプリ | ブラウザベースで動画視聴・進捗確認に対応 |
| スタンダードな講座の価格 | 239,800 円 |
| 合格実績 | 合格率21.9%(全国平均5.3%)※令和6年度 |
| サポート体制 | Zoomによる講師面談+添削指導で学習継続をサポート |
| 教材形式 | 動画講義・PDF教材・添削課題・模擬試験・過去問 |
| 返金・特典 | 合格者全額返金制度あり(条件付き)。入会金割引や早期申込特典もあり |
| 学習スケジュール支援 | マイページで進捗・教材・課題を一元管理可能。学習管理機能が標準搭載 |
おすすめ講座④伊藤塾

伊藤塾は、司法試験や行政書士といった法律系資格において長年の実績を誇る老舗予備校であり、司法書士試験対策においても強力な信頼を集めています。
とくに本格派の法律学習を志す方にとっては、その講義の質や教材構成は圧倒的と評されています。
最大の特長は、講師陣の実力と熱量に裏打ちされた「講義の説得力」です。
伊藤塾の講義は、単なる知識の詰め込みではなく、背景となる法的思考力を養うことに重点を置いており、初学者であっても論理的な理解を深められる構成となっています。
また、演習問題や答練などアウトプット中心のカリキュラムが豊富に用意されており、インプット学習後の実力確認や復習にも最適です。
さらに、通学講座との併用も可能で、自宅学習だけでは不安という方にも柔軟な学習スタイルを提供しています。
管理人の視点
ここがいい!

法律系の資格予備校の名門として知られる伊藤塾。
規模としては中堅校ですが、特に司法試験においてその存在感はかなりのものです。
そんな土台があるだけに、その講義は一言で言えば「骨太で重厚」。
しっかりとした法律論を身に付けながらで司法書士試験に向き合いたい方にはおすすめです。
ここはイマイチ!

講座価格は大手予備校クラスなので、決して安くはありません。
また、アプリなど「今風の」学習スタイルにも未対応です。
講座の概要
- スタンダードな講座の受講料(税込):499,000 円
- パック講座や短期集中コースもあり。目的別に選択可能
- 教材形式:紙テキスト+通学講義+オンライン配信(録画視聴あり)
- 法律の基本構造から応用問題までカバーする網羅性
- サポート体制:講師への質問対応・チューター制度
- 学習中の疑問は対面またはオンラインで解決可能
- 合格実績:公式には非公表だが、難関資格合格者を多数輩出
- 講座出身者による合格体験記も豊富に掲載
- 学習支援機能:答練、模試、添削課題、進捗管理表
伊藤塾のおすすめポイント
- 経験豊富な講師による深い理解に導く講義
- 問題演習・答練中心のアウトプット重視カリキュラム
- 通学+通信の柔軟な併用で、ライフスタイルに合わせた学習が可能
- 受講者間のつながりもあり、刺激を受けながら学べる
伊藤塾はこんな方におすすめ
- 法律の背景まで深く理解したい方:単なる暗記ではなく本質的な学習ができる
- 徹底したアウトプット練習を求める方:答練・模試・添削などで実力養成
- 通学も選択肢にしたい方:教室講義と映像講義の併用が可能
- 難関試験に挑む意志の強い方:質の高い指導と環境で合格を目指せる
伊藤塾詳細比較表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 講座の特徴 | 法的思考力重視の講義と、徹底した演習主義で応用力を育成 |
| スマホアプリ | 専用アプリなし。Web配信の講義動画をスマホ・PCで視聴可能 |
| スタンダードな講座の価格 | 499,000 円 |
| 合格実績 | 公式非公表だが、法律系難関資格において多数の合格者を輩出 |
| サポート体制 | 通学型の質疑応答・チューター制度・添削指導あり |
| 教材形式 | 紙テキスト・演習問題・答練・模擬試験・解説講義 |
| 返金・特典 | 返金保証はなし。キャンペーン割引や特典付きパック講座は随時開催 |
| 学習スケジュール支援 | 進捗チェックシート・カリキュラムガイド・答練スケジュール配布 |
おすすめ講座⑤ ユーキャン

ユーキャンは、通信教育のパイオニア的存在として長年にわたり多くの資格取得者を輩出してきた大手講座です。
司法書士講座も例外ではなく、初学者にやさしい設計と学習サポートが魅力の通信講座として根強い人気があります。
最大の特長は、学習計画の提案と添削サポートの充実です。
初めて法律の勉強に取り組む方でも無理なくステップアップできるよう、週ごとのスケジュールや提出課題のペースを案内してくれるガイド付き。マイペースで進めつつも、適度な緊張感を保てる仕組みになっています。
教材は紙ベースを中心に構成されており、スマホやPCで補助的に閲覧することも可能です。動画講義やアプリ機能はありませんが、その分「読む・書く」を重視した王道の学習法で基礎力をしっかりと固められます。
サポート面では、提出課題への丁寧な添削と個別アドバイスが好評。質問回数に制限はあるものの、対応の親切さ・わかりやすさには定評があります。特に通信教育が初めての方にとって、安心して続けられる設計になっています。
管理人の視点
ここがおすすめ!

通信講座というか「通信教育」の代名詞的な存在のユーキャン。
少し前まではオンライン学習への対応がイマイチであまりおすすめできる講座ではなかったのですが、近年その内容は大進化。
スマホ学習にもバッチリ対応してきています。
また、市販のテキスト出版で鍛えられたテキストの見やすさ、理解しやすさは秀逸で、テキスト重視派の方には特におすすめです。
ここはイマイチ!

他のオンライン講座と比べると、動画講義は短いポイント解説のみとなるので、その点には注意が必要。
しっかりとした動画講義が必須であれば、他の講座を検討しましょう。
eラーニング機能について

ユーキャンのeラーニングは動画視聴プラス確認テストのみのシンプル機能。
サイトの操作性は高くできはいいですか、もう少し機能を増やして欲しい気もします。
とはいえ、基本的にはユーキャンはeラーニングよりも紙のテキスト中心の従来型の学習法が好みの方が選ぶべき講座。
eラーニング派の方は素直に他の講座をチョイスしましょう。
なお、eラーニングについてはユーキャンの公式サイトから資料請求をすることで試してみることが可能。
ただし、試用期間は申し込みから14日間限定なので、そこだけは注意してください。
講座の概要
- スタンダードな講座の受講料(税込):169,000 円
- 紙テキスト中心の構成。キャンペーンで割引価格となる場合もあり
- 教材形式:紙教材+確認問題+添削課題
- 丁寧なテキスト構成で、法律初心者でも理解しやすい
- サポート体制:添削指導+質問受付(回数制限あり)
- フィードバック付きの添削で復習もしやすい
- 合格実績:非公表だが、初学者からの評価が高い
- 学習支援機能:学習ガイド・スケジュール表・学習進捗チェック表
ユーキャンのおすすめポイント
- 通信教育初心者でも取り組みやすい安心設計
- 読み書きを中心とした従来型の学習法に最適
- 添削サービスが丁寧でフィードバックが具体的
- 価格も相場的に平均的で始めやすい
ユーキャンはこんな方におすすめ
- スマホ学習が苦手な方:紙教材中心で取り組みやすい
- しっかり添削で理解を深めたい方:丁寧な返却で復習に活かせる
- 学習スケジュール管理に不安がある方:週ごとの学習目安が提示されて安心
- ブランドの信頼感を重視する方:老舗ならではの安心感で継続しやすい
ユーキャン詳細比較表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 講座の特徴 | 初学者向けに最適化された紙教材と添削システム。自分のペースで無理なく学べる構成。 |
| スマホアプリ | なし。ただし一部教材PDFはスマホ・PCでも閲覧可能 |
| スタンダードな講座の価格 | 169,000 円 |
| 合格実績 | 非公表。受講者満足度・継続率は高評価 |
| サポート体制 | 添削指導・質問受付(回数制限あり)。学習ガイド・進捗表なども付属 |
| 教材形式 | 紙テキスト・確認問題・添削課題 |
| 返金・特典 | 返金保証はなし。資料請求・キャンペーンでの割引価格提供あり |
| 学習スケジュール支援 | スケジュール表・週ごとのガイド付きで計画的に学習を進めやすい |
【コスパ重視】司法書士通信講座ランキング

通信講座選びで「コスパ」は非常に重要な評価軸です。
特に司法書士試験は長期戦になりやすいため、学習の継続性と費用対効果のバランスは大きなポイントとなります。
ここでは、価格に対して得られる教材・サポート体制・合格実績などの観点から、コストパフォーマンスに優れた通信講座を紹介します。
- 第1位:スタディング
- 月額プランや分割払いに対応しており、基本講座は約5万円以下でスタート可能
- スマホ完全対応のアプリで、いつでもどこでも学習ができる環境を提供
- 学習の進捗を可視化できるダッシュボードやAI復習機能が標準搭載
- 合格者には「お祝い金制度」も用意されており、モチベーション維持にもつながる
- 映像講義は短時間型で、スキマ時間を活用しやすい設計
- 第2位:フォーサイト
- フルカラーテキストと高品質な映像授業を組み合わせたW教材が特徴
- 教材の見やすさ・わかりやすさに定評があり、初学者にも安心
- 合格率の公表や専用学習アプリにより、信頼性と利便性を両立
- 教育訓練給付制度の対象講座もあり、費用負担を軽減可能
- 第3位:ユーキャン
- 学習計画の提案やペース管理機能が豊富で、学習初心者に向いている
- 添削サービスや質問対応など、サポート体制が充実
- 紙教材を中心としたシンプルな学習設計で、アナログ派にも親しみやすい
- 価格は平均的だが、長年の実績と安心感が魅力
全体として、コスパを最も重視する方にはスタディングが断トツでおすすめです。
安価でありながら教材の質・機能面の充実度が高く、スマホ1台で合格を目指せる理想的な学習環境が整っています。
管理人の視点

「コスパ」というと講座の価格のみに目が行きがちですが、真にコスパの良い講座とは自分を短期合格、できれば一発合格に導いてくれる講座に他なりません。
なので、講座価格がどうであれ無料体験でeラーニングの使い勝手を確かめたり、資料請求でテキストの見やすさを確認したりといった手間は絶対に惜しむべきではありません。
自分と相性の良い講座探しにしっかりと時間をかけることこそが、コスパの良い講座と出会うための最良の方法です。
スキマ時間学習に強い通信講座比較

働きながらや育児をしながらの受験生にとって、まとまった学習時間の確保が難しいのが現実です。
そのため、「スキマ時間をいかに有効活用できるか」は通信講座選びにおいて非常に重要な選定基準となります。
朝の出勤前、昼休み、子どもが寝た後の30分など、細切れ時間を積み重ねて合格に近づける設計かどうかが鍵を握ります。
- スタディング:アプリ不要で即ログイン可能。短時間講義とAI復習システムにより、移動中でも高効率で学習可能。完全モバイル特化型。
- アガルート
:講義動画のダウンロードに対応しており、Wi-Fi環境でDLすれば通勤中やジムなどで学習が可能。さらに倍速再生機能付き。
- フォーサイト:学習専用アプリ「ManaBun」で視聴履歴や復習リマインドが確認でき、どこまで進んだか一目でわかるためスムーズに再開できる。
ポイントは以下のとおり:
- 移動時間やちょっとした待ち時間を学習時間に変える設計かどうか
- 音声教材が用意されているか、または講義動画の音声DLが可能か
- オフライン環境でも学習できるか(機内モードや通信制限中などでも対応可能)
- アプリや学習管理システムが直感的で使いやすいか
スキマ時間重視で講座を選ぶなら、「スタディング」と「アガルート」が特に優秀です。
どちらも短時間の講義設計や、進捗管理機能が整っており、限られた時間でもストレスなく学習を継続できます。
管理人の視点

「スキマ時間の活用」というとなんとなく「忙しい合間を縫ってやむを得ず」感がありますが、管理人の体感としてはスキマ時間勉強は非常にメリットが多いです。
細切れ時間ゆえに集中力が維持し易いので、いつの間にか勉強時間が稼げているというお得感はかなりあります。
また、特定の場所で特定のタスクをこなすと決めることで容易に習慣化も可能です。
自分が受験勉強しているときには、トイレの壁に暗記用のメモを貼りまくってましたよ(笑)。
返金保証制度付き通信講座

通信講座の受講を検討する際、多くの人が感じる不安のひとつが「もし不合格だったらどうしよう」というリスクです。
受講料は続けて決して安くないため、万が一成果が出なかった場合の金銭的損失を懸念するのは当然のことです。
そこで注目されているのが「返金保証制度」や「再受講割引制度」の存在です。
これらの制度は、万が一不合格で終わってしまっても受講生の精神的・経済的負担を軽減する目的で設けられており、受講を決断する後押しになります。
制度内容は各社で異なりますが、条件さえ満たせば非常に魅力的なサポートとなるでしょう。
- アガルート
:合格すると全額返金される制度あり。受講期間内に課題提出・インタビュー協力など複数の条件をクリアする必要はあるが、達成すれば実質無料での合格も可能。
- クレアール
:再受験者向けの受講料割引に加え、サポート延長などのアフターフォロー制度が整っている。再挑戦を考えている方には大きなメリット。
- LEC東京リーガルマインド:本試験で不合格となった場合、次年度の同講座を割引価格で再受講できる制度がある。過去には特典講座の無料提供なども実施されている。
返金制度や割引制度の適用条件は細かく設定されている場合が多く、申請期限や必要書類の提出などにも注意が必要です。
また、年度によってキャンペーン内容が変更されるケースもあるため、各公式サイトで最新情報を確認することが不可欠です。
不安を感じながらも挑戦したい方にとって、こうした制度は心強い支えとなります。選ぶ講座の信頼性だけでなく、万が一に備える制度の充実度も選定時の重要なポイントといえるでしょう。
独学志向受講生向け司法書士通信講座

司法書士試験の受験生の中には、自分のペースで進めたい、基礎学習は独学で進めて、必要な部分だけ通信講座で補いたいという「独学志向」の方も少なくありません。
こうした方には、学習範囲を柔軟に選択できたり、教材や機能を最小限に絞って効率的に利用できる通信講座が適しています。ここでは、独学派におすすめできる通信講座をピックアップし、それぞれの特長を紹介します。
- スタディング:必要最小限に絞った短時間動画と問題演習が特徴。動画→問題→解説の構成で効率的に知識を定着させられる。AIによる復習提案機能もあり、自学ベースでも自然に学習リズムを作りやすい。
- クレアール
:オリジナルDVDとオンデマンド講義を組み合わせた「Vラーニングシステム」が特徴。過去問を繰り返す回転学習と低価格の単科講座で独学派を強力にサポート。
- フォーサイト
:フルカラーの紙テキストと短期集中型の映像講義で、短時間で一気に基礎を固めたい方に適している。全体を通じての学習ではなく、必要な単元を絞って活用することで独学と併用しやすい講座。
独学派に適した通信講座の共通特徴
- 学習管理機能(進捗確認、学習履歴表示、AI提案など)が充実しており、自主学習をサポート
- 添削や質問対応といったサポート機能が省略されている分、価格が抑えめで導入しやすい
- 自己管理能力が求められるため、ある程度学習習慣がある人に向いている
- 動画・問題演習の分離型設計やピンポイント活用を前提とした教材構成
「講義を受けたいわけではないが、問題演習だけでも専門講座に頼りたい」「独学で進めていたが、苦手分野だけ講義を視聴したい」といったニーズに応えられる通信講座です。
独学で勉強していて伸び悩んでいる方や、必要な機能だけを低コストで導入したい方は、これらの講座の活用を検討する価値があります。
管理人の視点

近年ではオンライン講座の普及により、「独学」の概念もあいまいになりつつあります。
まあ、「市販のテキストのみ」で勉強するのであればそれは間違いなく独学でしょうが。
ちなみに管理人が考える通信講座の最大のメリットは「動画講義」があり、それにリンクしたテキストがあること。
どちらも経験済みなので断言しますが、「市販のテキストのみ」と比べて「動画講義あり」の学習効率は体感5倍の感覚です。
ランキング算出方法と評価基準

本記事で紹介している通信講座ランキングは、各講座を公平かつ多角的に評価するために、複数の観点から総合的に判断した結果に基づいて作成しています。
受講者の学習スタイルや目的に合った講座を選びやすくするため、下記のような評価軸を設けて、情報の信頼性と実用性を担保しています。
- 教材の質と構成:テキストのわかりやすさやデザイン、動画講義の視聴性、問題演習の量と難易度のバランスなどを含みます。実践に即した教材かどうかや、紙・デジタルの選択肢があるかなども評価対象です。
- サポート体制:質問対応の有無やその回数、添削課題の丁寧さ、Zoomなどを使った個別面談の有無、学習スケジュール支援やSNS機能など、受講生が挫折しない仕組みが整っているかを評価しています。
- 価格:受講料の総額、分割払いや割引キャンペーンの有無、教育訓練給付金制度の適用対象かどうかなど、費用対効果の観点でコスパの良さを判断しています。
- 合格実績:過去の合格率、合格者のインタビューや体験談の数と質、SNSなどで見られる合格者の声をもとに、実績の信ぴょう性を評価しています。
- 利用者満足度:インターネット上のレビュー・口コミ・SNSでの評判などを総合的に調査し、実際の受講者の体験に基づいた満足度を重視しています。
上記の情報は、各通信講座の公式サイトの情報、受講生レビュー・口コミサイト、比較系専門メディア、そして厚生労働省の教育訓練給付制度情報などの信頼性の高い情報源をもとに評価を行いました。
あくまで受講者の目的やライフスタイルによって最適な講座は異なるため、この記事のランキングを参考にしつつも、自分に合った軸で講座を検討することが重要です。
司法書士通信講座おすすめの選び方と比較ポイント
講座価格についての考え方

通信講座を選ぶ際、まず多くの方が気にするのが受講料ですが、「安いから良い」「高いから安心」といった単純な価格判断には注意が必要です。
価格だけで決めてしまった結果、教材の質が伴っていなかったり、サポートが手薄でモチベーションを保てず挫折してしまうというケースも少なくありません。
また、初期費用は安くても、別途教材費や模擬試験費が加算され、結果的に割高になる場合もあります。
一方、価格が高めでも、教材が網羅的にそろっており、映像講義・テキスト・問題演習・質問対応・添削指導などがパッケージ化されていて追加コストがかからない講座であれば、総合的にはコストパフォーマンスに優れていることもあります。
たとえば、合格後に全額返金される制度がある講座は、条件を満たせば実質的に無料で合格できる可能性もあり、単なる「安い・高い」では測れない価値があります。
さらに、価格帯を判断する際は、講座内容に含まれるサポートの範囲や受講期間、教材の種類・ボリュームなども合わせて比較することが重要です。
価格を検討するときは、講座に含まれる 質問サポート・添削・模試回数・教材形式(紙/デジタル) などの範囲と学習期間を必ずセットで比較しましょう。
- 短期集中・独学サポート型:講義動画+問題演習が中心で、目安は 10万円前後。
- フルサポート型:添削・質問無制限や紙テキスト、直前答練まで含むプランで 20万〜30万円程度。
キャンペーン割引や 教育訓練給付制度 を活用すれば、実質負担をさらに下げられる場合があります。最新の割引情報と給付対象可否を公式サイトで必ず確認しておきましょう。
通信講座の価格は、単なる金額だけでなく「どこまでのサポートが受けられるか」「どれだけ効率的に合格まで導いてくれるか」という観点で、コスト対効果をしっかり見極めることが大切です。
【教材形式比較】紙テキストVS動画

通信講座の教材形式は、受講生の学習スタイルや記憶の定着方法に大きな影響を与える重要な要素です。
大きく分けると「紙テキスト中心の講座」と「動画講義中心の講座」があり、それぞれに明確な特徴とメリットがあります。
紙テキスト中心の講座は、読む・書くという行為を通して理解を深めたい人に適しています。
特に、法律の条文や判例といった情報は、書き込みながら何度も読み返すことで定着しやすく、学習の記録を手元に残せる点も利点です。
静かな環境で腰を据えて勉強したい方や、視覚的に整理された情報を好む人には非常に効果的な形式といえるでしょう。
一方、動画講義中心の講座は、講師の説明を“聞きながら”理解を進めるスタイルのため、初学者でもスムーズに学習に入れるという利点があります。
特に法律分野では抽象的な概念や手続きが多く登場しますが、実際の事例や図解を交えて説明される動画は、視覚と聴覚の両方を使って理解を深められるという特徴があります。
倍速再生や音声ダウンロードに対応している講座もあり、通勤や移動時間などを活用した“ながら学習”にも適しています。
最近では、紙と動画の両方の利点を活かした「ハイブリッド型」の教材構成を採用している講座も増えており、インプットとアウトプットの両面から効率的に学習できるよう設計されています。
たとえば、動画で概要を学んだ後に紙テキストで復習することで、理解と定着が格段に高まります。
自分の生活スタイルや理解のしやすさに合わせて、どの教材形式がもっとも学習効果を高められるかを考えて選ぶことが、通信講座選びでは非常に重要です。
視覚型・聴覚型など、自分の情報処理の得意なタイプを意識することも、長期的な学習の継続につながります。
【スキマ時間活用】スマホ学習アプリ比較

社会人や子育て中の主婦層など、日々のスケジュールが過密な方にとっては、まとまった時間を確保して机に向かうのが難しいのが現実です。
そこで重宝されるのが「スキマ時間」を効率的に活用できるスマホ学習アプリの存在です。
現代の通信講座はスマホ対応が当たり前になりつつあり、操作性や学習支援機能の差が講座選びの決定打になることもあります。
スキマ時間を積み重ねて学習を進めたい方にとっては、非常に理にかなった設計といえるでしょう。
スマホのストレージに保存しておけば、通信量を気にせずに何度も再生できるため、通信環境が安定しない場所や移動中の電車・車内などでも安心して学習が継続できます。
特に聴覚優位型の学習者や耳から情報を取り入れたい方には嬉しいポイントです。
管理人の視点~フォーサイト・スタディング・アガルート3つのアプリの比較

現在の通信講座において、アプリ出来具合はかなり重要な要素。
ということで、代表的な3社のアプリを実際に使用した上で細かめの比較をしてみました。
- 操作性・成熟度:フォーサイト > スタディング > アガルート(管理人の体感)。
- 動画まわり:3社ともオフライン再生OK。スタディングはPCで最大3倍(iOSは2倍)、アガルートは0.4〜2.0倍、フォーサイトは0.8~1.5倍。
- テキストの読みやすさ:スマホ最適はスタディングのWEBテキスト。フォーサイト/アガルートは「紙準拠のデジタル閲覧」色が強く、スマホでは読みやすさに限界がある。
- 演習・復習:
- 学習計画:フォーサイトは自動スケジュール機能あり。スタディングもAI系の学習プラン・復習推薦を装備。
各社とも無料のアカウント作成や資料請求にてアプリの使用感は試すことができますので、必ず自分の眼と手で確認してみてください。
アプリ詳細比較表
添削・質問制度の違い

通信講座を選ぶ際、学習内容の理解度を深めるうえで欠かせないのが「添削」と「質問対応」の制度です。
これらのサポートは、単に学習の補助という位置付けだけでなく、独学に陥りやすい通信講座での“学びの質”を大きく左右します。
まず「添削制度」は、理解度の確認と弱点の発見に役立ちます。
ユーキャンのように添削指導を重視している講座では、定期的に提出課題を通じてアウトプットを促し、それに対する丁寧な講師のフィードバックが得られます。
自己判断では気づけなかった知識の曖昧さや誤りを修正できるため、初学者には特に効果的です。
一方で「質問対応」の制度は、学習中の疑問をその場で解決するための重要な手段です。
スタディングのように質問制度を設けていない講座もありますが、その代わりにAIによる復習提案やSNSによる学習仲間との交流など、間接的に疑問を補完する仕組みを備えています。
フォーサイトやアガルートのような講座では、回数無制限で質問を受け付けており、専門スタッフや講師が直接対応してくれる点が大きな魅力です。
さらにアガルートでは、添削課題と併せてZoom面談による学習アドバイスも提供されており、学習内容の理解にとどまらず、モチベーション維持や計画の見直しといった側面でも役立ちます。
以下に、主要通信講座の添削・質問対応制度の比較表を示します:
このように、添削や質問対応の制度は講座によって大きく異なります。
自分が「どのように学びたいか」「どこでつまずきやすいか」を明確にし、それに適した講座を選ぶことが、通信講座を成功に導くポイントです。
学習サポートの有無で選ぶ通信講座

「通信講座=孤独な学習」と思われがちですが、近年はそのイメージを覆すような、充実した受講生サポート体制を整えた講座が増えています。
特に、司法書士試験のように長期間の学習が必要とされる難関資格においては、途中でモチベーションが低下してしまう受講生も少なくありません。
そのため、通信講座のサポート体制がどれだけ充実しているかは、学習を継続できるかどうかを左右する重要なポイントです。
具体的なサポート内容としては、「進捗管理機能」「定期的な学習相談」「オンラインコミュニティ」「学習ガイド・スケジュール表」などが挙げられます。
たとえば、アガルートのようにZoom面談による学習相談ができる講座は、壁にぶつかったときにすぐに相談できる安心感があります。
さらに、受講生同士が交流できるオンライン掲示板やSNS連携機能を備えた講座もあり、孤独になりがちな自宅学習の継続を心理的にも支えてくれます。
これにより、仲間と励まし合いながら目標に向かって学習を続けられる環境が整います。
以下は、主要講座のサポート機能をまとめた比較表です:
難易度と講座レベル対応表

司法書士試験は「法律系国家資格の中でも最難関クラス」とされる試験であり、出題範囲が非常に広く、求められる論理的思考力・法的判断力のレベルも高いのが特徴です。
そのため、通信講座の設計も受講生の学習経験や理解力に応じて大きく異なり、「誰に向けて設計された講座か?」を見極めることが非常に重要になります。
初学者の場合は、法律に不慣れでも無理なく理解を積み重ねられる講義構成と、基礎から丁寧に進められる教材が揃っていることがポイントです。
たとえば、フォーサイトはフルカラーテキストとわかりやすい映像講義、ユーキャンは紙教材と添削制度が特長で、いずれも初学者の挫折を防ぐ工夫が随所に施されています。
中級者、つまり一度受験した経験がある方や、法律の学習経験がある方には、ある程度の知識が前提とされた講座が適しています。
スタディングやクレアールは短時間で要点を絞ったカリキュラムが魅力で、効率的な復習や過去問対策を重視した設計になっています。
上級者・再受験者に向けた講座は、実践的な論点整理や記述対策、答練(演習)中心の内容が多く、応用力や解答スピードの強化に特化しています。
伊藤塾やアガルート、LECなどは、添削指導や模試の質が高く、上位合格を目指す受験生にも対応しています。また、Zoom面談や個別サポートなど、再挑戦者がモチベーションを維持する仕掛けが豊富です。
下記はレベル別に講座を分類した参考対応表です:
このように、自分の現在地(初学者・経験者・再受験者)を客観的に把握し、それに応じた講座設計をしているサービスを選ぶことが、遠回りに見えて最も効率よく合格を目指す近道です。
合格率上げる学習スケジュール作成術

司法書士試験のように長期間にわたる学習が必要な資格では、いかに継続的かつ効果的に勉強を進められるかが合否を分けるポイントになります。
多くの合格者が実践している共通項のひとつが「学習スケジュールの明確化」です。目標までの全体像を把握し、そのうえで日々の学習量を管理していくことで、無理なく最後まで学習を継続できます。
市販のテキストを使った独学では、どれだけ勉強すればいいか、どの科目から着手すべきかが曖昧になりがちで、結果として非効率な学習につながることがあります。
そこで通信講座では、多くの場合、週単位・月単位での学習スケジュールがあらかじめ提示されており、「今週はここを学習すればOK」という安心感が得られます。これにより、毎日計画を立て直す手間が省け、迷わず学習を進められます。
さらに、最近の通信講座には学習進捗を記録・可視化できる機能も搭載されているため、学習の「見える化」が可能になっています。
たとえば、フォーサイトの「ManaBun」やスタディングのタイムトラッキング機能では、自分がどれだけの時間をどの科目に充てたのかをリアルタイムで把握でき、復習が必要な範囲や進捗の遅れにも気づきやすくなります。
また、通信講座の中には、事前に「初学者向けスケジュール」「社会人向け夜間中心スケジュール」など複数の学習パターンを提供しているところもあり、自分の生活スタイルに合わせた計画を選ぶことで、より現実的な学習管理が可能になります。
このように、単に教材を提供するだけでなく、学習を計画的に進めるための補助ツールやスケジューリング機能がある通信講座は、結果として合格率を高めるうえで非常に有効です。
「どれだけ勉強したか」ではなく「どのように勉強を進めたか」が合格に直結する試験だからこそ、最初に取り組むべきは学習スケジュールの設計なのです。
初心者失敗事例と回避策

司法書士試験に初めて挑戦する人が陥りがちな失敗にはいくつか典型的なパターンがあります。
たとえば、「やる気満々でスタートしたが、途中でモチベーションが下がってしまい、学習が止まってしまう」「教材が多すぎて、どこから手をつけてよいかわからなくなり、結局手が止まってしまう」「通信講座の質問制度をうまく活用できず、不明点をそのまま放置してしまう」などです。
こうした失敗は、多くの初学者にとって他人事ではなく、ちょっとした準備や工夫で防ぐことが可能です。
特に「最初に張り切りすぎる」ケースでは、最初の1〜2週間で毎日3時間以上の学習を詰め込み、その反動で燃え尽きてしまうことがあります。
学習はマラソンのようなもので、ペース配分が極めて重要です。毎日継続可能な時間から始め、習慣化できた段階で徐々に学習量を増やしていく方法が現実的です。
また、教材が多すぎると感じるのは、学習計画が明確でないことに起因する場合が多く、「全体像が見えない」という不安から手が止まってしまうのです。
こうした場合は、最初からすべてを完璧に理解しようとせず、通信講座が提供している「推奨カリキュラム」や「学習スケジュール表」に沿って学習を進めるとよいでしょう。
フォーサイトやスタディングなどは、週単位での進行目安や進捗管理機能が整っており、自然にペースが整いやすくなっています。
さらに、疑問点をそのままにして学習を続けてしまうと、やがて理解の土台が崩れ、自信の喪失や学習意欲の低下につながります。
通信講座の質問制度は積極的に活用すべき機能であり、特にフォーサイトのように「回数無制限で質問できる」体制が整っている講座を選ぶことで、疑問点を早期に解消できるようになります。
スタディングの場合は、質問制度はありませんが、AIによる復習提案やSNS学習コミュニティで間接的なサポートを受けられます。
このように、初心者が陥りやすい失敗は、「自分だけの問題」と思わずに、講座の設計やサポート体制をうまく活用することで未然に防ぐことができます。
まずは自分の性格や学習スタイルを把握し、合った講座を選び、ペース配分と復習の仕組みを意識することが、合格への最短ルートです。
再受験組に適した通信講座

再受験組にとっての最大の課題は、「これまでの学習のどこに問題があったのか」を冷静に振り返り、そこを補強する戦略を立てることです。
すでに基礎知識がある受験者にとっては、ゼロからのインプットではなく、「弱点克服」や「論点整理」「アウトプット強化」に学習の軸足を移すことが重要です。
そのためには、知識の穴を的確に洗い出せる教材構成や、演習中心の講座選びが成功のカギを握ります。
アガルートは、再受験組にとって特に魅力的な講座のひとつです。
模擬試験や過去問演習、添削課題が豊富に用意されており、実践的な出題形式に慣れると同時に、弱点を明確に把握できる設計になっています。
さらにZoom面談などで個別相談も可能なため、前回の不合格要因を講師と一緒に分析しながら、具体的な改善策を講じることもできます。
伊藤塾は「答練(答案練習)」に力を入れており、再受験生が実力を仕上げるために最適な環境が整っています。
講義内容も高度なものが多く、法的思考力を鍛える設問構成で応用力を養うことができます。また、講師による詳細なフィードバックを受けながら答案を磨き込めるため、記述対策にも有効です。
上位合格を目指す再受験者からの支持が高いのも納得できる講座内容となっています。
一方、クレアールは「非常識合格法」と呼ばれる論点絞り込み戦略が特長で、出題可能性の高いテーマに集中して学習するスタイルを採用しています。
時間のない再受験組にとっては、すべてを網羅しようとするのではなく、効率的に合格ラインを超えるための学習に専念できるという点で非常に有効です。
特に働きながら受験する社会人や、子育て中の受験生にはこの戦略がフィットしやすいでしょう。
再受験組が講座を選ぶ際には、「答練・添削の質」「弱点分析ツールの有無」「模試の実施頻度」「個別対応の有無」などを比較基準にするのがおすすめです。
単なる再受講ではなく、「前回の学習の改善点を反映させる」講座選びこそが、次回合格の近道となります。
社会人と勉強を両立する時間配分術

社会人にとって、司法書士試験のような長期的な学習が求められる資格試験に挑戦する際に最も大きなハードルとなるのが、「日々の学習時間をどう確保するか」という問題です。
フルタイムで働く中、毎日一定の時間を学習にあてることは、体力的にも精神的にも大きな負担となり、継続が難しくなることもあります。
そのため、時間をうまく区切って活用する「時間配分術」が合格を左右すると言っても過言ではありません。
まず、多くの合格者が取り入れているのが「朝の時間の有効活用」です。
出勤前の30分〜1時間を使って講義を視聴したり、前日の復習を行ったりすることで、頭がクリアな状態で集中した学習が可能になります。
また、昼休みを活用して条文の読み込みやスマホでの問題演習を行うことで、細切れ時間を学習に転換できます。
さらに、平日は短時間のインプット・復習に絞り、土日などのまとまった時間に講義の一括視聴や演習を行う「平日=メンテナンス、週末=加速学習」というスタイルが、時間を有効に使う上で効果的です。
これにより、平日は無理をせずに学習を継続でき、週末に集中して取り戻すことが可能になります。
このような時間配分スタイルに対応する講座として、スタディングやアガルートのように短時間講義や音声ダウンロード機能を備えた教材が非常に有効です。
スタディングでは1講義10〜15分の構成で、ちょっとした隙間時間でも一単元を完了させることができます。アガルートでは講義の音声のみをスマホに保存しておけるため、通勤時間や移動中に「耳学習」が可能です。
加えて、学習スケジュールを見える化してくれる機能(スタディングのタイムトラッキング、フォーサイトの学習進捗管理など)を活用することで、学習習慣が自然に身につき、進捗のズレにもすぐに気づけるようになります。
限られた時間をいかに有効活用するかを真剣に考え、生活の中に“学習を組み込む工夫”をすることが、社会人合格者に共通する最大の成功要因といえます。
効率学習支えるアウトプット教材比較

司法書士試験は出題範囲が広く、かつ論理的な思考力と記述力を求められるため、知識のインプットだけでは合格は難しい試験です。
そのため、知識を実践で使える力=アウトプット力の強化が必須です。
アウトプットとは、ただの暗記確認ではなく、「問題を解く」「論点を整理する」「記述答案を書く」といった実践的な演習を通して知識を深め、合格に直結する実力を養う学習方法です。
通信講座では、各社それぞれアウトプット教材に工夫を凝らしています。
たとえばアガルートは、過去問演習や記述式問題の添削、そして実力確認のための模擬試験など、受講生が本番を想定したトレーニングを積めるように設計されています。
記述式対策に強く、答案の書き方や構成力を強化したい受験生にとっては特に心強い教材が揃っています。
伊藤塾は、法律専門予備校としてのノウハウを活かし、答練(答案練習)と添削指導に力を入れています。
基礎→応用→実戦の流れに沿って段階的に演習できるプログラムが整っており、特に法的思考力を重視する人に向いています。解説も詳細で、なぜその選択肢が正しいのか/誤っているのかを理論立てて学べる構成となっています。
フォーサイトは、映像講義と連動した確認テストや過去問演習が特長です。
講義を視聴した直後に該当テーマの演習を行えるため、理解した知識をすぐにアウトプットに転換できる構造になっています。初学者でも無理なく取り組めるステップ設計と、短時間でも学習効果が出るよう配慮された問題構成が好評です。
その他にも、クレアールでは出題頻度の高い論点に絞った問題集で短期間での得点力強化を狙えるなど、時間が限られた社会人受験生にとって効率性を重視したアウトプット教材が用意されています。
このように、アウトプット教材は講座ごとに「記述対応の有無」「模試の頻度」「答練の質」「解説の詳細さ」などに差があるため、以下のような視点で比較するとよいでしょう:
- 記述・択一どちらに対応しているか?
- 解いた後の解説が論理的で納得できるか?
- 講義との連動性が高いか?
- 学習段階に応じたステップ構成になっているか?
学習初期はインプット中心になりがちですが、中盤以降はアウトプット比重を高めていくことで、知識の定着と応用力が飛躍的に向上します。
インプットとアウトプットのバランスが取れた講座を選ぶことが、合格に直結する効率的な学習を実現するポイントです。
合格実績データから見る講座選び

通信講座を選ぶ際には、「その講座で実際に合格者がどれくらい出ているのか?」という点が、信頼性を測る重要な指標になります。
講座内容がどれだけ優れていても、最終的に合格者を輩出していなければ意味がありません。だからこそ、各講座が公表している合格率や合格者数、体験談の量と質を丁寧に確認することが求められます。
合格実績を明確に開示している代表的な講座がフォーサイトです。
2024年度の司法書士試験において、フォーサイト受講生の合格率は33.33%という高水準を記録しており、これは全国平均の約6.3倍に相当します。
これは単なる数字だけではなく、教材の質、講師のサポート体制、学習管理ツールの充実度が結果として表れている証拠といえるでしょう。
実際にフォーサイトの合格者インタビューは公式サイトにも多数掲載されており、どのように学習を進めたか、どんな工夫をしたかなど、非常に参考になる声がそろっています。
アガルートも合格実績に強みを持つ講座のひとつで、合格者の体験談が豊富に掲載されています。
特に、合格者のインタビュー動画や合格祝賀会の様子などを通して、受講生のリアルな声を確認できるのが特長です。
また、合格者には「受講料全額返金制度」や「お祝い金制度」などの特典が用意されているため、モチベーションの維持にも一役買っています。
再受験生や社会人合格者の声も多く掲載されており、幅広い受講層に支持されていることが伺えます。
一方で、合格実績を公表していない講座については、その信頼性を測るために、SNSやインターネット上の口コミ、掲示板などを活用することが有効です。
たとえば、「実際に使ってみてどうだったか」「どんな点が良く、どこが不満だったか」など、受講者目線の情報は合格実績の補完として非常に参考になります。
また、単に合格者の数や率だけでなく、「どのような受講者が合格したのか」「初学者か、再受験者か」「どんな勉強法を採用したのか」といった背景まで確認できる講座は、より具体的に自分の状況に照らしてイメージしやすくなります。
講座を選ぶ際は、公式情報と利用者の声の両方を総合的に比較し、自分にとって信頼できる学習環境かどうかを見極めるようにしましょう。
おすすめ司法書士通信講座をさらに深堀チェック!
教育訓練給付制度対応講座一覧

教育訓練給付制度とは、厚生労働省が指定した講座を受講した場合、条件を満たせば最大で受講料の20%(上限10万円)が給付される制度です。
特にキャリアアップや再就職を目指す社会人にとっては、経済的な負担を軽減できる非常にありがたい制度です。
受講前に対象講座かどうかを必ず確認し、該当する方は積極的に活用しましょう。なお、制度の適用には雇用保険の加入期間などいくつかの条件があるため、講座申込前に制度の詳細や申請手続きについても把握しておくことが重要です。
以下の表では、主要な司法書士通信講座がこの制度に対応しているかどうか、またその際の注意点などを一覧にしています。講座ごとに適用の範囲や条件が異なる場合もあるため、事前に公式サイトでの確認が推奨されます。
教育訓練給付については以下の記事も参考にしてみてください。
無料体験・資料請求チェックリスト

多くの通信講座では、申込前に無料体験や資料請求が可能です。
これらのサービスを利用することで、講座の雰囲気や教材の質を事前に確認できるため、ミスマッチを避けやすくなります。
とくに初心者や通信講座に不安がある方にとっては、学習内容やサポート体制、操作性などを体感したうえで受講を決められるのは大きな安心材料となります。
また、比較検討中の講座を同時に請求・体験することで、それぞれの違いや自分との相性もより明確になります。
以下の表では、代表的な司法書士通信講座における無料体験講義や資料請求の可否、内容について一覧でまとめています。利用時は講座ごとの提供方法(郵送・Web・説明会など)の違いにも注意して確認しましょう。
| 講座名 | 無料体験講義 | 資料請求 | 備考 |
|---|---|---|---|
| フォーサイト | ○ | ○ | フルカラーテキストのサンプルが届く。動画教材の一部も事前視聴可能で、内容の分かりやすさを確認しやすい |
| アガルート | ○ | ○ | 講義映像+講師インタビュー動画付き資料あり。動画のテンポや講師の雰囲気が事前に把握できる |
| スタディング | ○ | ×(Web完結) | メール登録で体験講義視聴可能。資料の郵送はなしだが、スマホ学習の操作感を実際に確認できる |
| ユーキャン | ○ | ○ | 紙媒体中心の資料一式郵送。添削例も含まれるため、講座の具体的な流れがイメージしやすい |
| 伊藤塾 | △(一部講座のみ) | △(説明会で提供) | 校舎対応講座中心のためWeb体験は限定的。事前申込型の説明会参加で資料が配布されるケースがある |
延長受講制度比較

通信講座では受講期間の延長制度の有無も重要です。
多忙な社会人や子育て中の方など、学習計画が思い通りに進まないケースも少なくありません。
そのようなとき、追加料金なしで延長が可能な制度があるかどうかは、講座を選ぶ際の大きな判断材料になります。
また、延長の有無だけでなく、延長できる期間や申請方法、適用条件なども講座によって異なるため、事前に詳細を確認しておくことが重要です。
下記の表では、代表的な司法書士通信講座における延長受講制度の有無と内容についてまとめています。
期間延長が有料か無料か、延長申請の柔軟性があるかなどもチェックポイントになります。特に再受験を見据える場合は、受講期限の柔軟さが学習継続の鍵となることもあります。
| 講座名 | 延長制度の有無 | 延長内容 |
|---|---|---|
| フォーサイト | ○(有料オプション) | 月単位で延長可。料金は時期による。申請手続きはWeb経由で簡易。定期的に延長割引キャンペーンもあり |
| アガルート | ○(キャンペーン時無料) | 講座によって無料延長対応あり。キャンペーン以外でも申請により柔軟対応されることがある。再受講特典制度も併用可能 |
| スタディング | ×(期間固定) | 延長不可。必要に応じて再購入が必要。再購入割引の案内が来る場合あり |
| ユーキャン | ×(最大12ヶ月固定) | 学習期限を過ぎるとサポート対象外。延長対応は原則なし。受講開始日から計算して固定の学習期間が設けられている |
| 伊藤塾 | ○(講座ごと対応) | 通信+通学併用時に延長制度あり。延長には別申請が必要な場合もあるため、校舎・講座別に要確認 |
このように、合格率・給付金・無料体験・受講延長などの制度は講座によって大きく異なります。
学習スケジュールの柔軟性や継続サポートの充実度を重視する場合は、延長制度のある講座を選ぶと安心です。
目的やライフスタイルに応じて、自分に最適な制度が整った講座を選ぶことが、合格への大きな一歩となるでしょう。
質問サポート回答スピード実測

通信講座において、わからない箇所をすぐに質問できる体制があるかどうかは、学習効率を大きく左右します。
質問ができる環境が整っていることで、疑問点をそのままにせず、理解を深めながらスムーズに学習を進めることが可能となります。
とくに法律系の試験では、細かな条文解釈や過去問の意図など、講義だけでは理解しきれない点も多いため、質問対応の有無と質は講座選びにおいて非常に重要です。
今回は、代表的な通信講座に実際に質問を送信し、回答までの所要時間や対応の質を編集部が実測・比較しました。
メール・マイページ・郵送・Zoomなど、講座によって質問方法も多様化しており、それぞれに応じたメリット・デメリットがあります。
また、質問の回数制限や受付内容の範囲も異なるため、自分の学習スタイルに合った体制を選ぶことが求められます。
サポート体制の即応性を重視する方には、フォーサイトやアガルートのような早期対応・個別面談対応の講座が安心です。
特に短期間での合格を目指す場合や、記述対策などの個別指導が必要な場面では、回答スピードとサポート内容の充実度が大きな安心材料となるでしょう。
司法書士通信講座口コミ評判まとめ

受講者のリアルな声は、講座選びにおいて非常に参考になります。
広告や公式ページではわからない実際の使用感やサポート体制の印象、講義のわかりやすさなど、体験者ならではの具体的な評価が多数見られます。
とくにSNS・掲示板・レビューサイトといった第三者の意見が集まる場所では、良い点も悪い点も率直に共有されており、受講前に見ておく価値は十分にあります。
ここではSNS・掲示板・レビューサイト等で目立った意見を講座別に整理しました。
講座ごとに学習スタイルや対応の傾向が異なるため、口コミから自分との相性を見極めるのがポイントです。また、良い口コミ・気になる口コミの両面を把握しておくことで、実際の学習時のギャップを減らしやすくなります。
口コミは時期や個人の前提条件によっても感じ方が異なりますが、特定の講師への高評価や、サポート体制の丁寧さへの感謝など、一貫した傾向が見られる講座もあります。
一方で、「期待しすぎた」「自分には合わなかった」といった声もあるため、客観的にバランスよく読むことが大切です。
講座ごとに長所と短所があるため、自分の学習スタイルやモチベーション維持方法に合った声を参考にしましょう。受講前にこうした情報を確認することで、納得感のある選択がしやすくなります。
司法書士通信講座FAQよくある質問

Q1:初学者でも合格できますか?
A:可能です。フォーサイトやユーキャンのように基礎から丁寧に進める講座を選べば、初学者でも十分合格を狙えます。独学では理解が難しい法律用語も、講義を通じてかみ砕いて説明してくれる点が安心です。
Q2:司法書士試験は独学でも合格できますか?
A:可能ですが、長期戦になりやすく非効率なケースも多いです。通信講座との併用が現実的な選択です。学習ペースを保つことが難しい場合や法改正に対応しきれないケースでは、サポートのある講座が有利です。
Q3:講座費用の分割払いはできますか?
A:多くの講座で分割対応があります。クレジットカードや教育ローンを利用できます。また一部講座ではキャンペーン中に金利負担ゼロの分割制度を提供していることもあります。
Q4:受講期間中に試験が延期された場合、サポートは延長されますか?
A:フォーサイト・アガルートは延長対応の実績あり。各社の対応履歴を確認しましょう。特別措置として無料延長や教材の再送付を行う場合もあるため、柔軟なサポート体制を重視する方には重要なポイントです。
Q5:添削や質問に上限はありますか?
A:スタディングは質問対応なし、フォーサイトとアガルートは回数無制限の体制です。ただし一部講座では添削の回数に制限がある場合があるため、申込時に確認しておくと安心です。
Q6:講座の受講はスマートフォンだけでも可能ですか?
A:スタディングやフォーサイトはスマホ対応のアプリがあり、外出先でも学習が可能です。ただし記述対策など一部はPC利用推奨です。画面が小さいことで見落としやすい部分もあるため、場面に応じて端末を使い分けると効率的です。
Q7:法律初学者でも内容を理解できますか?
A:フォーサイトやユーキャンは図解や具体例が豊富で、初学者にも配慮された構成となっています。アガルートは中〜上級者向けの印象が強めです。特にフォーサイトはフルカラーテキストや音声解説も用意されており、視覚・聴覚の両面から理解を促進してくれます。
Q8:記述式の答案は添削してもらえますか?
A:アガルートや伊藤塾では記述添削指導が受けられます。添削の回数やフィードバック内容は講座によって異なります。具体的な改善点や弱点を指摘してくれる丁寧な添削を重視する方は、添削事例を確認してから講座を選ぶとよいでしょう。
Q9:受講開始のタイミングは自由ですか?
A:多くの通信講座では随時申込可能で、申し込んだ日から学習を始められます。アガルートは年度講座制のため申込時期に注意が必要です。ユーキャンなどは受講キット到着後すぐにスタートできる点も好評です。
Q10:通信講座だけで面接対策もカバーできますか?
A:司法書士試験では口述試験対策も必要です。アガルートや伊藤塾は模擬口述試験の教材やオンライン面談などを用意しています。フォーサイトは現状口述対応は限定的ですが、最終段階の学習サポートとして利用できる場合があります。
司法書士は将来なくなる職業か?AI時代の将来性

近年、ChatGPTをはじめとする生成AIや自動化技術の急速な進歩により、「司法書士の仕事も将来なくなるのでは?」という懸念の声が聞かれるようになりました。
確かに、定型的な書類作成や情報検索といった作業は、技術の発展によってAIに置き換えられる可能性が高まっています。
実際に、登記申請書類のフォーマット化や、不動産評価・戸籍収集に関する業務も部分的にはAIツールやクラウドサービスに委ねられるケースが増えつつあります。
しかし、司法書士の本質的な業務は単なる作業処理にとどまらず、「法律に基づく判断」や「登記申請の責任ある代理」、「依頼者とのコミュニケーションと説明責任」に深く関わっています。
こうした業務には高い専門性と、クライアントとの信頼関係の構築が不可欠であり、現時点ではAIによって完全に代替することは難しいとされています。
法律の解釈は文脈依存であり、依頼者の状況に応じた判断や配慮も求められるため、人間的判断力が強く求められる分野です。
また、相続・不動産・企業法務などの複雑な実務領域においては、法改正への迅速な対応や、現場でのトラブル対応力が問われる場面も多く存在します。
こうした対応には、法律知識に加えて経験値や柔軟な対応力が必要とされ、AIのようなルールベースの判断では対応しきれない課題も多くあります。
その一方で、AIの導入により、膨大な調査業務やルーティン作業が効率化されることで、司法書士自身がより高度な業務や相談対応に集中できる環境が整いつつあるのも事実です。
今後は、AIを補助的なツールとして活用しながら、司法書士が「人にしかできない業務」に専念できる体制づくりが進んでいくと予想されます。
たとえば、AIが集めた情報をもとに、より精度の高いリーガルアドバイスを提供したり、相談者の心理的なケアを含めた対応を行うといった、人間ならではの価値がさらに重視されるようになるでしょう。
結論として、司法書士の仕事は今後もなくなることはなく、AIと共存しながらその専門性をさらに高めていく職業であるといえます。
特にこれからは、「AIを使いこなす能力を備えた司法書士」が依頼者から選ばれる時代に突入していくと考えられます。
私が選んだ司法書士通信講座決め手

実際に講座を選んだ受講生の視点から、「なぜその講座に決めたのか」を知ることは、これから選ぼうとする人にとって非常に参考になります。
各講座には特徴があり、選んだ理由はその人の背景や学習状況に強く影響されます。
たとえばある初学者の方は、講義のわかりやすさと価格のバランスから「フォーサイト」を選択。
「合格率の高さとアプリで学習進捗を管理できる点が決め手になった」と語っています。また、紙の教材がフルカラーであることが、視覚的に理解しやすくモチベーション維持に役立ったという声もありました。
一方で、仕事と育児を両立しながら受験した方は「スタディング」の短時間講義に魅力を感じ、「AIによる復習提案が効率的で助かった」とのこと。
スマートフォンだけでほとんどの学習が完結する利便性も、子育て中の限られた時間を有効活用するうえで大きな利点だったようです。
また、再受験生からは「アガルート」のZoom面談と添削制度が「自分の弱点を明確にしてくれた」と高評価でした。
添削結果に対して講師が具体的な改善点を示してくれることで、学習の方向性が明確になったといいます。さらに、「講師との距離が近く感じられ、モチベーション維持につながった」という声も多く聞かれました。
そのほか、紙ベースの学習を重視したいという理由で「ユーキャン」を選んだ方もいます。
「郵送で届く教材や添削課題が、毎月の学習ペースを整えてくれる」といった声や、「昔ながらの勉強スタイルが合っていた」といった意見がありました。
このように、自分のライフスタイルや学習目的、現在の学習レベルに応じて選ぶべき講座は異なります。
オンライン中心か紙中心か、質問対応の有無、教材形式や学習期間の柔軟さなど、さまざまな観点から自分に合った講座を見つけることが重要です。
最終的には「自分が継続できそうか」「信頼して学べるか」という感覚も判断の軸となります。特に長丁場の学習では、信頼できる講座で安心して継続できる環境を選ぶことが、合格への近道となるでしょう。
司法書士通信講座独学比較パターン

通信講座は独学と比べてどうなのか?と疑問に思う方も多いでしょう。
司法書士試験は科目数が多く、学習範囲が広大であるため、どのような形態で勉強するかによって、学習効率やモチベーション維持のしやすさに大きな差が出ます。
以下に市販教材を使った独学、通信講座、独学支援型講座の違いを表でまとめました。
| 学習形態 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 独学(市販本) | 自分で全て計画・教材選定 | 費用が最安、自由度が高い | 挫折しやすい、最新法改正への対応が不安定、質問サポートなし |
| 通信講座 | 講師・教材・サポート付き | 時間効率が高い、計画立案が不要 | 費用がかかる、講座によって相性の差あり、教材選択の自由度はやや低め |
| 独学支援型講座 | 映像+問題集のみで安価に提供 | 費用とサポートのバランスが良い | 質問対応がない場合が多く自己管理が前提、計画設計のサポートは限定的 |
通信講座は金額は上がりますが、効率・継続性・安心感の3点において独学より優れており、特に初学者にはおすすめです。
とくに、法律の学習に不慣れな方や、社会人で時間に限りがある方には、学習計画を自動で組んでくれたり、進捗管理機能がついていたりする通信講座が大きな助けになります。
また、モチベーションを維持しやすい環境が整っている点も見逃せません。
動画講義による解説や、講師からの添削フィードバック、質問制度など、独学では得られないサポートが受けられることが、長期学習の成功率を高める要因となります。
一方で、独学支援型の講座は、映像や問題演習などの最低限の教材をリーズナブルに提供してくれるため、ある程度自己管理ができる人には魅力的です。
費用を抑えながらも通信講座の一部の利便性を享受できるため、経験者や再受験生にも一定の人気があります。
最終的には、自分の学習スタイルや性格、現在の理解度、そしてスケジュールとのバランスを踏まえて、自分にとって最も無理なく続けられる学習形態を選ぶことが重要です。
司法書士通信講座おすすめチェックシート

以下のチェック項目に「はい」が多い講座ほど、あなたに合っている通信講座です。講座選びの判断材料として活用してください。
- □ フルカラーで視覚的に理解しやすい教材が好み
- □ 質問サポートがあると安心する
- □ スマホでスキマ時間に学びたい
- □ 添削やフィードバックで弱点を知りたい
- □ 費用対効果を重視したい
- □ 合格者の実績・体験談を重視して選びたい
- □ 給付金や延長制度など支援制度も重視したい
- □ 難しい法律用語は丁寧に説明してほしい
- □ 試験本番のアウトプット対策が豊富な方が安心
- □ 学習スケジュールの可視化・管理機能があると嬉しい
- □ 動画講義のスピード調整や倍速再生が可能な教材が望ましい
- □ 添削課題の返却スピードやフィードバックの質にこだわりたい
- □ 学習開始から合格までのプランニングが明確に示されていると安心する
- □ 通信講座でもモチベーション維持の仕組み(カレンダー・進捗通知など)があると助かる
- □ 法改正や試験変更への対応がスムーズな講座を選びたい
3つ以上当てはまる方は、通信講座の利用を強く検討すべきです。7つ以上当てはまる方は、通信講座を積極的に活用することで合格の可能性がより高まるでしょう。
司法書士通信講座おすすめランキングで徹底比較【まとめ】
本記事では、司法書士通信講座のおすすめをランキング形式で紹介し、価格・教材・サポート・合格実績・学習スタイル・将来性まで幅広く検証しました。
それぞれの講座が持つ特徴を掘り下げ、初学者・再受験者・社会人・育児中の方など、さまざまな受講者像にとって有益な情報をお届けしてきました。
最終的に、自分に合った講座を見つけるためには「目的・時間・予算・学習経験」の4軸で講座を比べることが重要です。
加えて、自分の生活スタイルやモチベーション維持の方法に合ったサポート体制や学習環境が整っているかどうかも、失敗しない講座選びの大切な判断材料となります。
また、公式サイトのスペック情報だけでなく、体験講義や資料請求、SNS口コミなどの“実際の使用感”に触れることも不可欠です。
実際に講座を受けた人の声は、数字だけでは分からない満足度や不満点、続けやすさを知る貴重なヒントになります。できるだけ多角的な視点から情報を集め、比較検討を重ねることが、後悔のない選択につながります。
あなたにとって最適なパートナーとなる通信講座と出会い、着実に力を蓄えながら、2025年の合格を確実に勝ち取りましょう。


