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中小企業診断士どこで働く?活躍できる主な就職先とキャリアパスを徹底解説

中小企業診断士はどこで働く?就職先と働き方 中小企業診断士

中小企業診断士を目指していると、「中小企業診断士はどこで働くの?」って気になりますよね。

就職先のイメージが湧かないと、勉強のモチベーションも上がりにくいはずです。

実は、診断士の働き方はかなり幅広くて、企業内診断士として転職して求人を探す道もあれば、コンサルティング会社や金融機関でキャリアを積む道、公的機関で支援に関わる道、独立して年収アップを狙う道、副業で小さく始める道もあります。

あなたの経験や性格に合うルートを選べば、現実的に「使える資格」になりますよ。

この記事では、資格インデックス運営者のODAが見てきた診断士の就職先と働き方を、できるだけ具体的に整理していきます。

記事のポイント

  • 中小企業診断士の代表的な就職先の全体像
  • 企業内で活かすなら狙い目の部署
  • 独立・副業で収益化する現実的な道筋
  • あなたに合う働き方の選び方

「資格を取ったはいいけど、結局どこで何をするの?」がクリアになると、学習の優先順位も決めやすくなります。あなたの今の経験(営業・経理・IT・現場など)とつなげて読み進めてみてください。

中小企業診断士はどこで働く?就職先

中小企業診断士はどこで働く?就職先

まずは「会社員として働く」「組織に属して働く」視点で、診断士の就職先を整理します。

診断士は独占業務がないぶん、活躍の場は“職場の数だけ”あるのが特徴です。

ここでは、よくある職場と、そこで求められる役割をイメージできるようにまとめます。

働く場所 主な職種イメージ 向いている人
一般企業 経営企画・事業企画・管理部門 社内調整と企画が得意
金融機関 法人営業・融資・経営支援 数字と現場の両方が好き
IT企業・SIer PM・ITコンサル・プリセールス 課題整理と要件定義が得意
公的機関 支援拠点の相談対応・伴走支援 地域支援・相談業務が好き

企業内診断士の仕事内容

企業内診断士の仕事内容

企業内診断士は、ざっくり言うと「会社に所属しながら、診断士の知識を武器にして仕事の幅を広げる人」です。

診断士の学習範囲って、経営・財務・法務・運営・情報など広いので、社内で“横串”を通す役割と相性がいいんですよね。

ここ、気になりますよね。

というのも、資格があるだけで部署異動できるのか、評価が上がるのか、正直モヤっとしがちだからです。

実際に多いのは、経営企画、事業開発、管理部門(人事・総務・内部統制)、財務、DX推進などです。

現場と経営をつなぐ立ち位置になるので、「経営目線で語れる人材」として評価されやすいです。

特に企業内だと、社内の専門領域が縦割りになりがちなので、「全体最適」を言語化できる人が重宝されます。

診断士の強みは、まさにこの“全体の構造を描く力”にあります。

企業内診断士が担いやすい役割

企業内診断士の仕事は「コンサル的な提案だけ」ではなく、むしろ実務寄りの場面が多いです。

たとえば、次のような役割が現実的です。

  • 部門横断プロジェクトの推進役(会議体の設計、合意形成、進捗管理)
  • 経営課題の見える化(KPI設計、課題の棚卸し、ボトルネック特定)
  • 改善の実行支援(業務フロー整理、標準化、教育、定着)
  • 経営層への説明資料づくり(意思決定に必要な情報を整理して伝える)

診断士の勉強って、覚えることが多いぶん「実務にどう刺さるの?」と不安になりがちです。

でも、会社の中では“答えを出す人”よりも、“答えが出る状態を作る人”が強いんですよ。

会議が前に進む、論点が整理される、数字が同じ言葉で語られる。

そういう改善ができると、じわじわ評価が上がります。

企業内で診断士を活かすコツは、資格そのものよりも「経験×診断士知識」の掛け算で価値を作ることです。たとえば営業経験なら販路拡大、製造経験なら生産性改善、情報系ならDX推進など、あなたの強みを軸にすると話が早いですよ。

社内で診断士を強みに変える実務のコツ

私がよくおすすめしているのは、社内で次の3点を“型”として持つことです。

  • 現状の整理:事実(数字・業務量・工数・顧客の声)を集める
  • 課題の定義:原因と結果を分けて、論点を1〜3個に絞る
  • 打ち手の優先順位:効果×実行難度で優先度を決める

この3点ができると、「頭がいい人」ではなく「仕事を前に進める人」になります。

診断士は万能じゃないです。

でも、万能じゃないからこそ“整理して進める”力が価値になる。

あなたの社内でも、ここを押さえるだけで景色が変わるかもです。

ちなみに、診断士は「独占業務がないのに、なぜ評価されるの?」と感じる人もいます。

ここは別記事で、診断士がビジネスマンに人気な理由を整理しているので、背景を押さえたい人は参考にどうぞ。

独占業務がないのに中小企業診断士が人気の理由

経営企画への転職と求人

経営企画への転職と求人

「診断士を取ったら経営企画に行ける?」は、かなりよく聞かれます。

結論、可能性は上がります。

ただし、資格だけで内定が出るほど甘くはなくて、経営企画が求めるのは“企画を回し切る力”です。

ここを勘違いすると、「資格はあるのに書類で落ちる…」ってなりやすいんですよね。

経営企画の業務は、事業計画・KPI設計・予算管理・投資判断・組織横断の調整など、地味だけど難しいタスクが多めです。

診断士で鍛えるフレームワーク思考(環境分析、課題設定、打ち手の設計)は、まさに武器になります。

さらに言うと、経営企画は“正解を作る部署”というより、社内の意思決定を成立させる部署です。

だから、数字だけ強くてもダメで、調整力や伝える力も大事になります。

求人で見られやすいポイント

求人票に「中小企業診断士歓迎」とあっても、実務では次の要素が強いです。

  • 数字(PL/BS/CF、管理会計)を読み、説明できる
  • 部門をまたいだプロジェクト推進経験がある
  • 市場・顧客・競合を調べ、企画に落とし込める

未経験で経営企画を狙うときの現実ルート

未経験で狙うなら、いきなり経営企画に飛ぶより、まずは「企画寄りの職種(営業企画、商品企画、事業推進)」で経験を作ってから横移動するのが現実的かなと思います。

企業によっては、経営企画が“次世代幹部候補の登竜門”みたいに扱われることもあるので、未経験転職の難易度が上がりやすいです。

じゃあ何を準備すればいいかというと、私のおすすめは次の3つです。

  • 成果の言語化:売上やコストだけでなく「どう意思決定を変えたか」を語れるようにする
  • 数字のストーリー化:KPIの上下に対して、原因仮説と対策案をセットで言えるようにする
  • 資料作成の型:結論→理由→根拠→次アクションの順で、短い資料が作れるようにする

経営企画の面接って、「考え方」を見られます。正しい答えよりも、論点の立て方、情報の取り方、判断の軸があるか。診断士の勉強で身につく部分なので、うまく結びつけて話せると強いですよ。

もちろん、求人の条件や求められる経験は企業ごとに違います。

最終的には募集要項と面接での擦り合わせが大事なので、条件は必ず確認してくださいね。

金融機関で働くメリット

金融機関で働くメリット

銀行・信用金庫などの金融機関は、診断士が多い職場のひとつです。

理由はシンプルで、融資や支援の現場では、企業を“事業として”見抜く目が必要だからです。

いわゆる担保・保証だけではなく、事業性評価の流れが強くなるほど、経営を俯瞰できる人の価値が上がります。

あなたが「中小企業を支える仕事がしたい」と思っているなら、金融はかなりリアルな現場になります。

仕事としては、法人営業、融資審査、経営改善計画の作成支援、ビジネスマッチング、事業承継の相談などです。

特に事業承継やM&Aの入口は、地域の金融機関が握っていることも多く、「現場で経営者の悩みを浴びる」経験が積めます。

ここで得られるのは机上の理論じゃなくて、資金繰り、借入、取引先、家族、従業員…そういう“経営の生々しさ”です。

金融機関ルートの強み

私が金融機関で働くメリットとしてよく挙げるのは、次の3点です。

  • 案件の入口が多い:企業の悩みが集まりやすく、支援機会が多い
  • 数字の感覚が鍛えられる:資金繰り、返済、利益構造を日常的に見る
  • 地域の支援ネットワークに入れる:商工会議所、士業、支援機関との接点ができる

将来独立したい人でも、金融での経験は武器になりやすいです。

なぜかというと、独立後に必要になるのは「紹介」と「信頼」だからです。

金融で誠実に積み上げた人は、独立しても支援依頼が来やすい傾向があります(もちろん個人差はあります)。

金融機関で“診断士っぽさ”が出やすい業務例(目安)
・改善計画の骨子作り(現状分析→課題→施策)
・経営者へのヒアリング設計(何を聞けば課題が見えるか)
・支援機関や専門家へのつなぎ(相談内容に合う支援に橋渡し)

金融機関ルートの強みは、案件の入口が多いこと。将来独立を考える人でも「まず金融で現場を見る」はかなりアリです。とはいえ、配属や評価制度は組織ごとに違うので、転職前に業務内容はしっかり確認してくださいね。

金融の仕事は、守秘義務やコンプライアンスも重要です。

扱う情報が重いので、軽い気持ちで副業と混ぜると事故ります。

ルール面の最終確認は、必ず所属先の規程や上長の判断に従ってください。

IT企業・SIerのDX求人

IT企業・SIerのDX求人

ここ数年で一気に増えたのが、IT企業・SIerで診断士が働くルートです。

DXって結局、ツール導入ではなく「業務を変える」「儲け方を変える」話になりやすいので、経営とITの間をつなげる人が必要になります。

あなたが「ITは専門じゃないけど、業務改善や企画は得意かも」と思うなら、ここは意外と相性いいです。

狙い目は、PM(プロジェクトマネージャー)、ITコンサル、プリセールス、上流の要件定義です。

診断士の“課題整理→打ち手設計”は、要件定義と相性がいいです。

逆に言えば、IT側の基礎(クラウド、セキュリティ、データ活用など)も最低限は押さえた方が、仕事はスムーズになります。

ここは「診断士の勉強だけ」で完結しない部分なので、現場での学習が重要になります。

DX案件で評価されやすいスキルセット

DXって幅が広いので、求人も多種多様です。

診断士が刺さりやすいのは、次のような領域です。

  • 業務プロセス設計:現状フローを可視化して、To-Beを描ける
  • 要件定義:業務要件とシステム要件を切り分けて整理できる
  • 定着支援:導入後に運用が回る仕組み(教育、ルール、KPI)を作れる

IT人材の中には、技術に強いけど「経営側の言葉」が苦手な人もいます。

逆に経営側は、ITの言葉がわからなくて詰まる。

ここに橋をかけられる人は、社内でも顧客先でも価値が出ます。

診断士の強みは、まさにこの“翻訳”です。

ポジション よくある役割 診断士知識の活き方
PM 進捗・品質・コスト管理 全体最適、課題管理、合意形成
ITコンサル 業務分析、To-Be設計 フレームワーク思考、業務改善
プリセールス 提案、要件整理、見積設計 課題抽出、価値提案、収益構造理解

IT業界は待遇が良いケースもありますが、プロジェクトによって繁忙期の波が大きいです。働き方(出社比率、残業、出張)や評価のされ方は会社と案件次第なので、入社前に条件確認は必須です。

ちなみに、DX求人は“言葉の定義”が会社によって違います。

「DX推進=社内の改善担当」なのか、「DX推進=顧客向けのITコンサル」なのかで、必要スキルが変わるんですよね。

応募前に、担当業務の範囲(上流だけ?運用まで?)を面接で確認しておくと、ミスマッチが減ります。

公的機関のよろず支援拠点

公的機関のよろず支援拠点

「安定的に診断士らしい仕事がしたい」なら、公的機関はかなり有力です。

代表例が、よろず支援拠点などの相談業務です。

地域の中小企業・小規模事業者の相談に乗り、課題を整理して解決策を提案する役割になります。

相談って軽く見られがちですが、実際はかなり奥が深いです。

なぜなら、相談者側が“課題を言語化できていない”ケースが多いからです。

そこを一緒に整理して、次の一歩を作るのが仕事なんですよ。

この領域は、ひとつの業界に深く入り込むというより、幅広い相談に対応する“総合力”が求められます。

販路開拓、IT活用、資金繰り、採用、人事制度、補助金活用など、相談テーマは本当に多彩です。

私の感覚としては、「1回の相談で完璧に解決する」より「次に何をすれば前に進むか」を明確にするほうが価値が出やすいです。

よろず支援拠点の位置づけ(一次情報)

よろず支援拠点は国の支援施策の一部として整備されていて、全国に拠点があり、無料相談の仕組みが用意されています。

制度や拠点情報の確認は、一次情報で押さえるのが安心です。

(出典:中小企業基盤整備機構「よろず支援拠点全国本部」)

公的機関で働くときのポイント

  • 契約形態は、雇用ではなく業務委託も多い
  • 担当領域(IT、販路、事業承継など)の強みがあると強い
  • 公費が絡むので、手続きやルール遵守が大前提

よろず支援拠点の現場では、相談者の状況に合わせて「まずやること」を一緒に決めます。

たとえば販路相談なら、いきなり広告やSNSに飛ばずに、ターゲットの明確化、商品価値の整理、価格・原価の確認、競合比較、営業導線の設計…みたいに、土台を固めることが多いです。

資金繰り相談なら、借入の整理、返済計画、利益構造の見直し、固定費の点検など、地道なところから入ります。

公的支援は「無料で何度でも」相談できる枠がある反面、支援できる範囲や手続きのルールがあります。相談者の期待値が高すぎるとミスマッチになるので、最初に“できること・できないこと”を丁寧にすり合わせるのがコツです。

公的機関の募集要項や条件は年度・地域で変わることがあります。

正確な情報は、各拠点や自治体などの公式サイトをご確認ください。

応募する場合は、契約形態(常勤・非常勤、委託の範囲、稼働日数)や守秘義務の条件も、必ず事前に確認しましょう。

中小企業診断士はどこで働く?独立

中小企業診断士はどこで働く?独立

次に、独立や副業など「個人で稼ぐ」視点です。

独立すると、働く場所は自宅・コワーキング・クライアント先など自由度が上がります。

その代わり、収入は営業力と専門性で決まるので、伸びも大きいしブレも大きいです。

独立・副業で迷ったら、先に「誰の」「何の悩みを」「どう解決するか」を決めるのが近道です。診断士は守備範囲が広いぶん、最初はテーマを絞った方が仕事になりやすいですよ。

独立開業の年収レンジ

独立開業の年収レンジ

独立診断士の年収は、かなり幅が出ます。

私の感覚でも、年収400万円未満〜1,000万円超まで普通に同じ世界にいます

特に「民間の顧問契約を積み上げる」「高単価テーマに寄せる」「商品化・組織化する」あたりができると、一気に伸びます。

ここ、あなたも気になりますよね。

年収って、独立の意思決定に直結するので。

ただし、年収は地域・専門領域・稼働日数・実績・紹介ネットワークで変わるので、数字はあくまで一般的な目安として見てください。

最初から高収益を狙うより、まずは「再現性のある案件獲得ルート」を作る方が安全です。

独立初期は、営業→提案→契約→実行→請求→入金まで、全部自分で回すので、想像以上に“稼働の割に入金が遅い”ってなりがちです。

独立で収入差が出る要因

  • 専門特化(IT、補助金、再生、承継など)の有無
  • 継続契約(顧問)の割合
  • 紹介が回るだけの実績・信用があるか

年収を考えるときの現実チェック

独立の年収って、ざっくり「単価×稼働日数×継続率」で決まります。

だから、年収だけ見て夢を見るより、次のように分解したほうが現実的です。

  • 単価:スポット相談、計画書作成、研修、顧問などで相場が変わる
  • 稼働日数:移動や資料作成、打合せの準備も含めて何日使うか
  • 継続率:単発で終わるか、顧問・継続支援につながるか

年収や報酬は、契約条件・成果物・責任範囲で大きく変わります。特に大きな金額が動く契約は、条件確認を丁寧に。判断に迷う場合は、最終的な判断は専門家への相談も検討してください。

独立する前後で「診断士以外の資格と組み合わせるべき?」と悩む人も多いです。

補助金支援で稼ぐ方法

補助金支援で稼ぐ方法

独立診断士の収益源として目立つのが、補助金や資金調達支援です。

事業計画書の作成支援、申請サポート、採択後の手続き支援など、やることは多いですが、形にできると単価が上がりやすい領域です。

ただ、ここは“稼げる”だけを先に見ないほうがいいです。

制度に沿っていない支援は事故るし、何よりクライアントに不利益が出る可能性があるからです。

報酬体系は、着手金+成功報酬(採択金額の一定割合)などがよくあります。

ただし、制度や公募要領のルールに沿わないとトラブルになりますし、案件によっては「成功報酬の考え方」が合わずに揉めることもあります。

私が見てきた範囲でも、“言った言わない”で関係が崩れるケースはゼロじゃないです。

補助金支援で意識したいこと

  • 公募要領と申請ルールの確認を最優先にする
  • 契約条件(返金条件、成功報酬の定義)を明確にする
  • 支援範囲(作成代行なのか、伴走支援なのか)を分ける

計画書づくりを再現性ある仕事にするコツ

補助金支援は、毎回ゼロから書くと消耗します。

長く続けるなら、次のように型を作るのがおすすめです。

  • ヒアリングシート:市場・顧客・競合・強み・課題・投資内容を漏れなく聞く
  • 構成テンプレ:現状→課題→解決策→効果→実行計画の順でブレない骨格
  • 数字の整合:売上計画、原価、固定費、人員計画が矛盾しないようにする

特に数字の整合は重要で、読み手(審査側)に「この計画は回る」と思わせる根拠になります。

逆に、数字がふわっとしていると、文章が良くても弱く見えます。

補助金制度は年度や公募回ごとに条件が変わることがあります。必ず最新の公募要領など公式情報をご確認ください。契約や報酬条件の設計に不安がある場合は、最終的な判断は専門家(弁護士・税理士など)への相談も検討してください。

あと大事なのが、補助金支援は“採択がゴールじゃない”ってことです。

採択後の交付申請、実績報告、運用の定着まで含めて、クライアントの事業が前に進む。

ここまで意識できると、紹介が生まれやすくなります。

副業マッチングで週末診断士

副業マッチングで週末診断士

「いきなり独立は怖い」という人に合うのが、副業で小さく始めるルートです。

最近は副業マッチングの案件も増えていて、スポット相談、資料作成、リサーチ、補助金申請書のレビューなど、短時間で関われる案件もあります。

あなたが会社員なら、まずは“安全に試す”のが大事です。

勢いで突っ込むのではなく、ちゃんと順番を踏む感じですね。

私が副業でおすすめしたいのは、最初から高単価を追うより、まずは実績の型を作ることです。

たとえば「現状整理→課題→打ち手→実行手順」みたいに、あなたの支援プロセスを固定化すると、短い時間でも価値を出しやすくなります。

副業だと稼働時間が限られるので、“短い時間で成果が見える支援”の設計がカギです。

副業で失敗しにくい進め方

  • 平日夜・休日で回せる稼働時間を先に決める
  • NDAや競業のルールを守れる案件に絞る
  • 1回で完結する支援より、継続型の支援へ育てる

副業で信用を積み上げる考え方

副業で一番強いのは、実は“スキル”より“信用”です。

納期を守る、報連相が早い、議事録が分かりやすい、次の打ち手が具体的。

こういう当たり前を高い精度でやる人は、継続案件につながりやすいです。

そして、副業で得た経験は本業にも効きます。

企画力、資料作成、ヒアリング力、経営者視点。

これらは昇進や異動でも評価されやすいので、「副業=小さな実務研修」みたいに捉えると、投資対効果が上がります。

副業は、所属先の就業規則や競業・兼業ルールの確認が必須です。許可が必要な会社もあります。始める前に必ず社内規程を確認し、判断に迷う場合は所属先や専門家に相談してください。

また、経験を積む場として「実務補習・実務従事」に興味がある人もいますよね。

私自身の実務補習の体験談は、別記事でかなり細かく書いています。

中小企業診断士の実務補習体験レポート

コンサル会社の案件と顧問

コンサル会社の案件と顧問

独立・副業どちらでも使いやすいのが、コンサル会社や先輩診断士の案件に「パートナー」として入る形です。

営業を自分で全部やらなくても、一定の案件に関われるのがメリットです。

特に、補助金、業務改善、制度設計、調査・分析などは分業しやすいです。

あなたが「営業が苦手…」ってタイプなら、まずパートナーで経験を積むのはかなり現実的ですよ。

もうひとつの王道が、顧問契約です。

月額で定例ミーティングを行い、経営者の相談役として伴走します。

顧問契約は一発の売上は大きくないですが、積み上がると強いです。

さらに、顧問は“紹介”が生まれやすい。

これが大きいです。

目の前の経営者の信頼を取れたら、同業者や取引先に話が広がることがあります。

顧問契約を作るときの基本

  • 支援範囲(相談対応、会議参加、資料作成)を明確にする
  • 定例頻度(毎月・隔週)と連絡手段を決める
  • 成果が出るまでの期間を現実的に共有する

顧問で何でも屋にならないための線引き

顧問は便利な反面、境界が曖昧になりやすいです。

だから最初に、次のような線引きをしておくとラクです。

  • 対応時間:月何時間まで、追加対応は別料金にするか
  • 成果物:議事録、計画書、資料作成の範囲を決める
  • 専門外対応:税務・法務・労務は専門家につなぐ方針にする

顧問は「何でも屋」になりすぎると消耗します。最初に強み領域を決めて、できないことは専門家につなぐほうが、結果的に信頼が積み上がりますよ。

契約タイプ メリット 注意点
スポット 始めやすい、短期で完結 継続しないと売上が安定しない
顧問 収益が安定、紹介が生まれやすい 範囲を曖昧にすると工数が膨らむ
プロジェクト 単価が上げやすい、成果が見えやすい 人員・納期・責任範囲の管理が重要

契約は、単価だけで決めないほうがいいです。

責任範囲、納期、トラブル時の対応、支払条件などで、実質の負担が変わります。

大きな契約ほど、条件確認を丁寧にしていきましょう。

まとめ:中小企業診断士はどこで働く

まとめ:中小企業診断士はどこで働く

中小企業診断士は、ひとことで言うと「場所に縛られない資格」です。

企業内診断士として経営企画やDXで活躍する道もあれば、金融機関で事業性評価や承継に関わる道、公的機関で相談支援に関わる道、独立して顧問・補助金・研修で伸ばす道、副業で小さく始める道もあります。

あなたが「自分に合う道が分からない」と思っていても大丈夫です。

選択肢が多いのが診断士の強みなので、焦らず“合うところ”から始めればいいです。

私のおすすめは、いきなり正解を決めにいくより、あなたの経験に一番近い場所から始めることです。

そこから専門性を作って、必要なら独立や副業へ広げる。

これが一番失敗しにくい流れかなと思います。

診断士の勉強で得た知識は、どの道でも役に立ちます。

ただ、使い方が違うだけです。

あなたが選びやすくなる判断軸

  • 安定重視:企業内(企画・管理・DX)や金融、公的機関を軸にする
  • 収益重視:顧問・プロジェクト・専門特化(IT、承継、補助金など)を育てる
  • リスクを抑える:副業→実績→紹介→独立の順で段階的に進める

次の一歩の目安:
・会社員なら「経験が活きる部署(企画・管理・DX)」を狙う
・独立志向なら「テーマ特化」と「継続契約」を意識する
・不安なら副業や公的機関で経験と実績を先に作る

本記事の年収や報酬の話は、あくまで一般的な目安です。実際の条件は地域・経験・契約内容で大きく変わります。制度や募集条件など正確な情報は公式サイトをご確認ください。判断に迷う場合は、最終的な判断は専門家への相談もおすすめします。

管理人は宅地建物取引士・行政書士・社会保険労務士・中小企業診断士をはじめ10資格以上を保有し、10年にわたり社会保険労務士事務所として活動してきました。

現在は資格取得ノウハウや実務経験をもとにを執筆・監修し、受験生へ最新の学習法とキャリア情報を発信。

自身の体験をもとに“リアルで役立つ資格情報”をお届けします。

【資格取得歴】
2008年2月 簿記2級
2008年10月 販売士2級
2009年12月 宅建士
2010年11月 社会保険労務士
2011年1月 行政書士
2011年3月 FP2級
2011年12月 中小企業診断士
2012年7月 世界遺産検定1級
2013年4月 年金アドバイザー2級
2014年3月 特定社会保険労務士

【実務歴】
2012年10月中小企業診断士登録
2013年4月社会保険労務士開業
以後10年間社会保険労務士として活動し現在はWebサイト運営に専念

監修者

中小企業診断士試験対策!人気通信講座ベスト3比較

1位 スタディング

  • 特徴:スマホやタブレットを活用したオンライン講座で、スキマ時間を有効活用できる。ペーパーレス版のテキストが特徴。
  • おすすめポイント:リーズナブルな価格設定で、デジタル学習に慣れた方に最適。通勤時間などのスキマ時間に効率よく学習可能。
  • サポート:質問サポートはオプションで提供。
2位 アガルート

  • 特徴:見やすいフルカラーテキストとオンライン講座の充実したサポート体制が魅力。
  • おすすめポイント:合格お祝い金制度などの特典があり、学習のモチベーションを高める。講師のサポートが手厚い。
  • サポート:受講生専用の質問フォーラムや、講師との定期的な個別相談など、学習中の不安を解消できる支援体制が整っている。
3位 ユーキャン
  • 特徴:丁寧な添削指導とテキスト中心のわかりやすい構成。続けやすさを重視した学習設計。
  • おすすめポイント:合格者を多数輩出してきた信頼の実績と、きめ細かな指導体制が特長。復習や定着を重視した教材構成で、着実に力がつく。
  • サポート:添削指導+質問対応(郵送やWeb)。自宅学習を支える教材構成。
選び方のポイント

中小企業診断士の試験概要

項目 内容
試験日 一次:例年8月初頭/二次(筆記):例年10月下旬
合格発表 1次:例年9月上旬/2次(筆記):例年翌1月上旬
試験時間 1次:科目ごとに60~90分/2次(筆記):各事例80分×4
試験方式 1次:マークシート(7科目)/2次:記述(4事例)+口述
受験資格 学歴・年齢・職歴等の制限なし(※二次受験は一次合格者などの要件あり)
主な出題科目(一次) ①経済学・経済政策 ②財務・会計 ③企業経営理論 ④運営管理 ⑤経営法務 ⑥経営情報システム ⑦中小企業経営・政策
主な出題科目(二次) 事例Ⅰ(組織・人事)/事例Ⅱ(マーケティング・流通)/事例Ⅲ(生産・技術)/事例Ⅳ(財務・会計
合格率(一次) 2025年:23.7%(※直近10年の推移は後述の表に記載)
合格率(二次) 2025年:17.6%(※直近10年の推移は後述の表に記載)
申込期間 1次:例年4月下旬〜5月下旬ごろ/2次(筆記):例年一次合格発表直後〜9月下旬ごろ
試験地 1次:札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇/2次:札幌〜福岡の7地区
受験手数料 1次:17,200円/2次:15,100円
科目合格制度 1次は科目合格あり(合格科目は翌年度・翌々年度の1次で免除可)
実施機関 日本中小企業診断士協会連合会

中小企業診断士試験直近10年の合格率

1次試験

試験年度 受験人数 合格者数 合格率
2025 18,360 4,344 23.7%
2024 18,209 5,007 27.5%
2023 18,755 5,560 29.6%
2022 17,345 5,019 28.9%
2021 16,057 5,839 36.4%
2020 11,785 5,005 42.5%
2019 14,691 4,444 30.2%
2018 13,773 3,236 23.5%
2017 14,343 3,106 21.7%
2016 13,605 2,404 17.7%

2次試験

試験年度 受験人数 合格者数 合格率
2025 7,044 1,240 17.6%
2024 8,119 1,516 18.7%
2023 8,241 1,555 18.9%
2022 8,712 1,625 18.7%
2021 8,757 1,600 18.3%
2020 6,388 1,174 18.4%
2019 5,954 1,088 18.3%
2018 4,812 905 18.8%
2017 4,279 828 19.4%
2016 4,394 842 19.2%
中小企業診断士
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