司法書士は合格率が数%台になる年も多く、社会人だと勉強時間の確保そのものが一番の壁になりがちです。
だからこそ、通信講座を選ぶ段階で料金や費用に見合うコスパなのか、合格率は本当に信頼できるのか、口コミや評判の実態はどうかあたりは、先に整理しておきたいところです。
この記事では、アガルート司法書士通信講座を軸に、入門総合カリキュラム・演習総合カリキュラム・速習カリキュラム、そして三枝りょう講師の特徴までまとめて整理します。
あわせて、テキストの使い勝手(フルカラー教材やデジタルブック)、KIKERUKUN質問制度やTOKERUKUN過去問演習といった学習ツール、割引制度とキャンペーン、全額返金とお祝い金の条件も押さえていきます。
最後に、スタディングやフォーサイトとの比較も踏まえつつ、自分に合うかを判断できるように選び方まで落とし込みます。
公式情報の確認ポイントも書くので、申し込み前のチェックに使ってください。
記事のポイント
- アガルート司法書士通信講座の料金相場とコスパの見方
- 合格率28.6%の背景にある学習設計とサポート
- KIKERUKUN・TOKERUKUNと教材の使い分け
- スタディング・フォーサイト比較で分かる向き不向き
この記事内の受講料・キャンペーン・特典条件などは変更されることがあります。最終的な正確情報は必ず公式サイトで確認してください。学習計画や進路の判断に不安がある場合は、予備校の受講相談や、必要に応じて専門家への相談もおすすめです。
アガルート・司法書士通信講座の全体像

まずは全体像です。
アガルート司法書士通信講座は、オンライン中心だけど、紙テキストとサポートをしっかり残す設計が特徴です。
価格・教材・サポートのバランスで見ると、完全デジタル型と大手通学型の間を狙っているイメージが近いかなと思います。
料金・費用とコスパ

通信講座選びで最初に気になるのが、やっぱり料金と総額です。
アガルート司法書士通信講座は、講座単体からフルパックまで幅が広く、どこまでを標準セットに含めるかで費用感が変わります。
目安として、初学者向けの入門総合講義(単体)と、演習・答練・模試まで含めた入門総合カリキュラム(ライト/フル)では、学習体験が別物です。
単体はインプット中心で、カリキュラムはアウトプットまで一本で回しやすい構成になります。
料金を比べるときは、まず自分の学習ステージを「初学者」「学習経験者」「短期で勝負」に分けるのがコツです。
ここを曖昧にすると、安いけど足りない、逆に全部入りを買ったけど回し切れない、みたいなズレが起きやすいです。
| 区分 | コース例(2026年合格目標の一例) | 税込価格の目安 | ひと言イメージ |
|---|---|---|---|
| 初学者 | 入門総合講義 | 146,520円前後(期間限定割引の例) | まずは講義で基礎を固めたい |
| 初学者 | 入門総合カリキュラム/ライト | 215,820円前後(期間限定割引の例) | 基礎+過去問中心で進めたい |
| 初学者 | 入門総合カリキュラム/フル | 265,320円前後(期間限定割引の例) | 答練・模試まで含めて一本化 |
| 学習経験者 | 演習総合講義/中上級カリキュラム | 10万円台〜24万円台(コースにより変動) | 問題処理で合格ラインへ |
| 短期 | 速習カリキュラム | 239,800円前後 | 短期決戦で一気に仕上げる |
コスパは安い/高いだけでなく、追加購入が必要になりそうかで評価が変わります。
たとえば、記述式の採点や添削を強く求めるなら、別サービスや他社の模試を併用したくなる人もいます。
逆に、質問制度や学習設計がハマる人は、回り道のコストが減って結果的に安くなることもあります。
つまりコスパは、講座価格だけの話じゃなく「合格までの総費用」で考えるのが実戦的です。
見落としがちな「総費用」の内訳
司法書士の学習では、講座費用以外にも地味にコストが積み上がりやすいです。
代表例は、模試の受験料、会場までの交通費、直前期の追加教材、そして時間を捻出するための生活コストです。
特に社会人だと、残業を減らすために仕事の調整をしたり、家事外注を検討したり、そういう「時間の買い方」が現実に出てきます。
このあたりまで含めると、最初に多少高くても、迷いが減って完走できる講座のほうが結果的に安くつくケースは珍しくないです。
| 費用項目 | 発生しやすいタイミング | 対策の考え方 |
|---|---|---|
| 模試・答練の追加 | 直前期(6〜10月頃) | 最初から「模試だけは追加する」前提で予算化する |
| 追加の市販教材 | 中盤(過去問周回が始まる頃) | 不足を感じたら買うが、闇雲に増やさない |
| 学習環境の整備 | 開始直後〜中盤 | 椅子・机・モニターなど「疲れにくさ」に投資する |
| 時間確保のための支出 | 通年 | 家事の外注や移動時間の短縮で「学習時間」を買う |
この表の金額は人によって大きく変わるので、あくまで一般的な目安として捉えてください。
ただ、総費用の考え方を先に持っておくと、途中で想定外が起きても落ち着いて立て直せます。
私が見る「コスパ判断」3つの軸
私がコスパを判断するときは、だいたい3つの軸で見ています。
1つ目は、学習導線が明確で迷いにくいかです。
2つ目は、疑問が残りにくい仕組みがあるかです。
3つ目は、演習量を積み上げやすいかです。
司法書士は、教材の良し悪しよりも「回せるか」が勝負になりやすいので、ここがズレると一気にコスパが崩れます。
私のおすすめは、講座料金だけでなく「その講座で完走できるか」をコスパの中心に置くことです。司法書士は途中離脱が一番もったいないので、続けやすさも含めて比較すると後悔が減ります。
受講料や割引の適用条件は時期により変わるので、最終的な金額は必ず公式サイトで確認してください。
支払い方法(分割の可否など)も講座によって選べるので、家計への負担感まで含めてシミュレーションしておくと安心です。
入門総合カリキュラム

入門総合カリキュラムは、初学者がゼロから合格ラインまで上げるための王道セットです。
講義でインプットを作り、過去問・答練・模試でアウトプットに移行する流れが設計されているので、独学で迷子になりやすいポイントを先回りして潰せます。
司法書士は「範囲が広い」だけでなく「求められる精度が高い」ので、初学者ほど設計図が必要です。
入門総合カリキュラムは、その設計図をパッケージ化してくれるイメージが近いです。
初学者が詰まりやすいのは「手を動かす段階」
初学者が一番つまずくのは、実は講義を聞く段階ではないです。
講義は分かった気になるけど、過去問に入った瞬間に解けない、という壁が来ます。
この壁は普通に来るので、そこで自分を責めないほうがいいです。
大事なのは、分かった気と解けるの間に「反復」が必要だと最初から割り切ることです。
学習フェーズを3段に分けると迷子が減る
入門総合カリキュラムを使うなら、私は学習を3フェーズに分けて考えるのがおすすめです。
フェーズ1は、講義で全体像を掴んで主要論点の骨格を作る段階です。
フェーズ2は、過去問で骨格に肉付けして「間違えるパターン」を潰す段階です。
フェーズ3は、答練や模試で時間感覚と得点戦略を固める段階です。
この3つを意識すると、今は何を優先すべきかがブレにくくなります。
私がすすめる回し方は「薄く広く→濃く狭く」
司法書士の勉強は、最初から濃くやろうとすると息切れしやすいです。
だから1周目は、理解優先で薄く広く回すのが現実的です。
2周目以降で、過去問の間違い肢を中心に濃く狭くしていくと、点に直結しやすいです。
このやり方だと、教材量が多くても「全部を一気に完璧にする」発想から抜けられます。
初学者ほど「完璧に理解してから次へ」と思いがちですが、司法書士は演習しながら理解が深まる科目が多いです。特に登記法と記述は、手を動かした量がそのまま強さになります。
社会人の学習設計は「平日で繋いで休日で伸ばす」
社会人受験だと、毎日まとまった時間は取りにくいですよね。
だから私は、平日は短時間でも繋いで、休日にまとめて伸ばす設計が強いと思っています。
平日は動画と確認テストや過去問を少し回すだけでも、翌日の復習効率が上がります。
休日は紙テキストに書き込みを入れたり、記述の手順を練習したり、机でしかできない作業を優先するとバランスが良いです。
入門総合カリキュラムは「やること」が明確なので、忙しい時期でも学習を戻しやすいのが強みです。崩れた週があっても、フェーズを意識して戻せば立て直せます。
カリキュラムの範囲やサポート内容は年度で変わることがあるので、正確な内容は公式サイトで確認してください。
学習計画に不安がある場合は、受講相談などを活用して、自分の生活に落とし込めるかを確認するのが安心です。
演習総合カリキュラム

演習総合カリキュラム(中上級系)は、すでに一度学習した人や、他社・独学で基礎を作った人が合格ラインに乗せるための設計です。
司法書士は知っているだけだと点にならず、択一も記述も処理速度と再現性が必要です。
この層でありがちなのが、知識はあるのに点が伸びないパターンです。
原因はだいたい、過去問の回転数が足りない、肢別で落とす論点が固定化している、記述の手順がブレて時間切れになる、この3つに集約されます。
- 過去問の回転数が足りない
- 肢別で落とす論点が固定化している
- 記述の手順がブレて時間切れになる
演習系カリキュラムは、こうしたあと一歩を、問題演習を中心に矯正していくのが狙いです。
特に登記法は、理解だけでなく手順の型が必要なので、演習比率が上がるほど伸びる人が多いです。
演習の価値は「間違い方の修正」にある
演習をやるときに意識したいのは、正解すること以上に、間違い方を修正することです。
司法書士の択一は、知識不足というより「落とし穴に落ちる癖」が点を削ります。
だから、間違えた問題を「なぜ間違えたか」で分類すると伸びが早いです。
たとえば、条文の読み違い、要件の抜け、判例の射程の勘違い、手続の前提の取り違え、みたいに原因を言語化します。
原因が言語化できると、次に同じ落ち方をしにくくなるんですよね。
午後択一は「時間の使い方」で点が変わる
学習経験者でも、午後択一で点が安定しない人は多いです。
午後は疲労もあるし、時間配分が少し崩れるだけで焦りが出ます。
演習総合カリキュラムの価値は、知識補強だけでなく「時間感覚の矯正」ができる点にもあります。
試験本番は、満点を狙うより「落とさない」ほうが強いので、時間配分を型にするのが大事です。
記述は「答案の型」と「情報の並べ方」を先に固定する
記述は、知識があるのに書けない、が起きやすい分野です。
理由は、知識が点ではなく、申請書の形に変換されるからです。
だから、記述はまず答案の型を固定して、毎回同じ手順で処理する練習が必要です。
型が固定されると、難しい論点でも「迷う時間」が減って書き切れる確率が上がります。
このあたりは独学だと遠回りしやすいので、演習中心の設計が効きやすいです。
学習経験者は「勉強時間が足りない」のではなく「点にならない時間が多い」ことが多いです。演習中心に寄せて、点に直結する時間を増やすだけで一気に伸びることがあります。
演習総合カリキュラムの具体的な範囲や教材は年度で変わるので、最新の内容は公式サイトで確認してください。
自分が今どの段階か迷うなら、直近の過去問で「どこで落としているか」を先に把握してからコースを選ぶのがおすすめです。
速習カリキュラム

速習カリキュラムは、短期合格を狙う人向けの圧縮ルートです。
担当として名前が挙がることが多いのが三枝りょう講師で、講義はテンポが良く、試験で点に直結する話が多いタイプです。
速習のメリットは、迷いを減らしてやることを絞ることにあります。
仕事が忙しい時期でも、学習計画が崩れにくいのは大きいです。
速習がハマる人の条件
速習は、誰にでも万能というより、ハマる条件がはっきりしています。
ひとつは、1日の学習時間をある程度確保できることです。
ふたつ目は、演習を自分で回し切る意思があることです。
みっつ目は、完璧主義になりすぎず、優先順位で学習を進められることです。
この3つが揃うと、速習はかなり強い選択肢になります。
社会人短期モデルは「平日の固定枠」が要
社会人が短期で狙うなら、平日の固定枠が要になります。
たとえば朝1時間、昼休みに30分、帰宅後に1時間、みたいに「短くても毎日」を作ります。
休日は、記述と登記法の事例処理に寄せて、手を動かす量を確保します。
速習は講義時間が圧縮されているぶん、復習と演習で「厚み」を作らないと点が伸びないです。
ここを理解している人ほど、速習は刺さります。
三枝りょう講師の講義を活かすコツ
三枝りょう講師の講義を活かすコツは、言われた優先順位をそのまま学習計画に落とすことです。
司法書士は情報量が多すぎて、自分で優先順位を作るだけで疲れます。
そこを講師が代わりに整理してくれるのが、速習の価値だと思います。
講義で聞いた「ここは落とすな」「ここは差がつく」を、そのまま過去問の回し方に反映すると、点の伸びが早くなります。
逆に、講義を聞いて満足して演習が薄いと、速習の良さが消えます。
速習は短時間でラクに合格ではなく、短時間で要点を入れ、演習で定着させる人向けです。動画を見ただけで安心するタイプだと、逆に危ないです。
速習でやりがちな失敗と回避策
速習でありがちな失敗は、復習の回転が遅いことです。
速習はテンポが良い分、理解が追いついた気になることがあります。
だからこそ、講義の翌日に必ず過去問で確認する、間違い肢をメモして翌週に再確認する、みたいなループが必要です。
もうひとつは、記述を後回しにする失敗です。
記述は直前に詰めても間に合わないことがあるので、早めに型を作るのが安全です。
速習で短期合格を狙うなら、最初から「記述は毎週触る」と決めるのがおすすめです。量は少なくていいので、手を止めないのが一番強いです。
速習カリキュラムの対象年度や販売期間、割引の有無などは変動するので、最終判断は公式サイトで確認してください。
自分の生活で回せるか不安なら、まず1週間の学習時間を棚卸しして、現実的なプランに落とし込むのが安心です。
テキスト・フルカラー教材

アガルート司法書士通信講座の評価でよく出るのが、テキストの見やすさです。
フルカラーで図解が多いと、民法の権利関係や登記の流れが頭に入りやすくなります。
司法書士は抽象的な条文理解だけだと苦しくて、図で固定すると一気に楽になる論点が多いです。
だからテキストが見やすいかは、地味だけど学習効率に直結します。
紙とデジタルを「用途」で分けると強い
紙テキストがあると、書き込みができるのはやっぱり強いです。
一方で、冊数が増えると物理的に重いし、持ち運びの負担も出ます。
そこでおすすめなのが、紙とデジタルを用途で分ける運用です。
初回講義は紙で書き込み、復習は外出先でデジタルブックを眺める、みたいに役割分担するとストレスが減ります。
- 平日:動画+デジタル閲覧+過去問演習(短時間を積む)
- 休日:紙のテキストに書き込み+記述式演習で手を動かす
紙とデジタルを両方持てる講座は、社会人の学習設計と相性が良いです。
机に向かえる時間は有限なので、机の時間を手を動かす系に寄せると伸びやすいです。
フルカラー教材が効くのは「登記の流れ」と「民法の関係図」
フルカラーの価値が出やすいのは、不動産登記法の流れと民法の関係図です。
たとえば相続や物権変動は、登記と絡むと情報が一気に増えます。
ここを文字だけで追うと、理解がほどけやすいです。
図や色分けがあるだけで、どの情報がどこに紐づくかが整理されやすくなります。
教材の使いにくさは「工夫」でだいぶ解決できる
教材量が多いと、背表紙が固くて机で閉じやすい、みたいな声が出ることがあります。
これは確かにストレスなので、机の上ではブックスタンドを使うとか、必要ページだけ開いておく工夫が効きます。
あと、紙のテキストは全部持ち歩かず、日ごとの学習範囲だけを持つと負担が減ります。
細かい話ですが、こういうストレスが減るほど学習が続きやすくなります。
| 教材形式 | 強み | 弱み | おすすめの使い方 |
|---|---|---|---|
| 紙テキスト | 書き込みで理解が深まる | 持ち運びが重い | 初回学習と重要論点の整理に使う |
| デジタルブック | 外出先でも確認できる | 長時間だと疲れる人もいる | 復習と確認、空き時間の見直しに使う |
教材仕様や提供形式は年度やコースで変わる可能性があるので、正確な情報は公式サイトで確認してください。
自分が紙派かデジタル派かを決め打ちせず、両方を役割分担する発想で考えると、学習がかなり回りやすくなります。
アガルート司法書士通信講座の競争優位性

次に、なぜアガルート司法書士通信講座が選ばれやすいのか、強みを分解します。
ポイントは合格実績の見せ方だけではなく、学習が継続しやすい仕組みと、オンライン学習の弱点(孤独・疑問の放置)を潰す運用面にあります。
合格率28.6%の仕組み

アガルートの合格実績で象徴的なのが、令和7年度(2025年度)に公表されている有料受講生の合格率28.6%です。
全国平均(同年度の公表値)と比べて高い数値として紹介されることが多いです。
| 区分 | 合格率(例) | 補足 |
|---|---|---|
| アガルート(有料受講生) | 28.6% | 公表値(対象範囲は公式の定義に準拠) |
| 全国平均 | 5.21% | 令和7年度(2025年度)の公表値 |
令和7年度(2025年度)の司法書士試験は、受験者数14,418人、最終合格者数751人、最終合格率5.21%が公表されています。
(出典:法務省『令和7年度司法書士試験の最終結果について』)
この数字だけ見るとインパクトが強いですが、合格率は「母集団」と「集計範囲」で見え方が変わることは理解しておきたいです。
だから私は、合格率そのものより、合格率を支える構造を見るようにしています。
数字の見方は「比較」と「前提」のセットが安心
まず大前提として、全国平均は試験全体の結果で、受講生の結果はその講座の受講生の属性が反映されます。
学習時間を確保できる層が多いのか、再受験生が多いのか、社会人が中心なのかで、数字は動きます。
それでも、数字が大きく出ている講座には、だいたい共通点があります。
その共通点が「完走しやすい設計」と「アウトプット中心の導線」です。
アガルートで効きやすい3つの構造
アガルートの構造で効いているのは、ざっくり3つだと思います。
ひとつ目は、講義が細切れで、社会人でも毎日回しやすいことです。
ふたつ目は、質問・演習の導線があり、疑問が残りにくいことです。
みっつ目は、アウトプットまで含めた設計で、次に何をやるかが明確なことです。
司法書士は知識量だけでなく、落とし穴の回避が勝負なので、続けやすい仕組みが強い講座は結果的に合格率に反映されやすいです。
完走率を上げるのは「継続の仕組み」
司法書士は、途中で止まる人が多い試験です。
だから講座側が「継続する仕組み」をどれだけ持っているかが、じわじわ効いてきます。
短い動画、進捗が見える管理画面、スキマ時間で回せる演習、疑問を潰せる質問、こういう要素が積み上がって完走率が上がります。
完走率が上がると、当然ながら「受験本番まで辿り着く人」が増えるので、結果の数字にも反映されやすいです。
合格率の数字は魅力的ですが、数字だけで決めるのは避けたいです。あなたの生活で回せるか、質問や演習の導線が合うか、教材が続けやすいかまで見て、総合的に判断するのが安心です。最終的な判断は公式サイトの最新情報と、必要に応じて受講相談なども踏まえて決めてください。
口コミ・評判の傾向

口コミや評判を見ていくと、良い点と気になる点がはっきり出ます。
ただ、口コミは万能じゃなくて、読み方のコツが要ります。
なぜなら、同じポイントでも人によって評価が真逆になるからです。
たとえば教材量が多いは「安心」にも「圧倒される」にもなります。
良い口コミは「どの状況の人が言っているか」を見る
良い口コミで多いのは、講義がテンポ良く倍速でも追いやすい、フルカラーテキストが理解しやすい、通信講座でも質問や相談ができて孤独になりにくい、あたりです。
ここで大事なのは、その人の前提です。
初学者なのか、再受験なのか、社会人なのか、専業寄りなのかで、刺さるポイントが変わります。
自分と近い属性の人の口コミほど参考になりやすいです。
悪い口コミは「講座の欠点」か「試験の難しさ」かを分ける
ネガティブ寄りで出やすいのは、教材量が多く最初は圧倒される、記述の添削が標準で付かないコースがある、教材の訂正対応が必要なケースがある、あたりです。
この中には、講座の改善点として捉えるべきものもあります。
一方で、教材量の多さは、司法書士という試験の特性が反映されている面もあります。
だから悪い口コミは「それが自分にとって致命的か」を見て判断すると失敗が減ります。
口コミから「あなた向けの判断材料」を抜くチェックリスト
私は口コミを見るとき、次の観点で情報を抜くようにしています。
まず、学習時間が取れない人でも続けられた工夫が書かれているかを見ます。
次に、質問制度やサポートでどんな場面が助かったかを見ます。
最後に、どこで詰まってどう解決したかの具体性を見ます。
この3つが具体的だと、講座の実力がイメージしやすいです。
評判は必ず「自分のタイプ」と照らし合わせて読むのがおすすめです。独学耐性が高い人はデメリットに感じない点でも、初学者だと致命傷になることがあります。
最終的には「体験」で相性を見るのが一番確実
口コミは参考になるけど、最後はあなたの相性がすべてです。
講義のテンポが合うか、テキストの情報量がストレスにならないか、スマホ学習が続くかは、人によって違います。
無料体験やサンプル動画があるなら、民法か不動産登記法を試して、聞き疲れしないかを確認すると安心です。
最終的な申し込みは、公式サイトで最新条件を確認した上で判断してください。
講師陣と講義の特徴

講師の相性は、司法書士ではかなり重要です。
理由はシンプルで、勉強時間が長いからです。
講義が分かりやすいだけではなく、続けたくなるテンポと、理解がつまずきやすい所の言語化があるかで、完走率が変わります。
アガルートは、受験テクニックと実務感をうまく混ぜた話し方をする講師が多く、ここは試験でこう出る、ここは落とし穴、みたいな整理が効いています。
良い講義は「優先順位」をくれる
司法書士の難しさは、全部が重要に見えてしまうことです。
この状態だと、勉強しているのに不安が増えていきます。
良い講義は、優先順位を言語化してくれるので、やることが絞れます。
やることが絞れると、演習が回って点が上がりやすくなります。
倍速は「理解フェーズ」と「復習フェーズ」で使い分ける
倍速再生は便利ですが、全部を同じ速度にすると逆に効率が落ちることがあります。
初見の難所は等速か少し速い程度で理解を優先するほうが安全です。
一方で、復習の周回では倍速を上げて、テンポよく回すのが強いです。
この切り替えができると、学習時間の密度が上がります。
オンライン講義は「ノート」より「復習導線」が重要
オンライン講義だと、ノートを丁寧に取るより、復習導線を作るほうが点に繋がりやすいです。
たとえば、講義の直後に過去問を解いて、間違えた肢だけをテキストに戻る、みたいな流れです。
この流れを固定すると、勉強の迷いが減って継続しやすくなります。
講師の言っていた優先順位を、そのまま過去問の回し方に反映できると強いです。
講師の好みは人それぞれなので、評判だけで決めないのがおすすめです。サンプル講義で「疲れないか」「言語化が分かりやすいか」「復習の指示が明確か」をチェックすると、相性のズレが減ります。
講師構成や担当科目、講義の仕様は年度で変動する可能性があるので、最終的には公式サイトの最新情報で確認してください。
不安があるなら受講相談で、あなたの学習状況に合うコースをすり合わせるのも手です。
KIKERUKUN質問制度

通信講座の弱点は、分からないところが放置されることです。
これが積み上がると、後半で一気に崩れます。
そこで効いてくるのがKIKERUKUNのような質問制度です。
KIKERUKUNは、講師や有資格者にオンラインで質問できる仕組みで、理解が止まった時に早めに詰まりを解消できます。
質問制度が強いのは「迷子時間」を減らせるから
独学で一番もったいないのは、迷子時間です。
テキストを読み返しても分からず、ネット検索をして情報が増えて余計に混乱する、みたいな時間が発生します。
質問制度があると、その迷子時間を短縮できます。
司法書士は勉強時間が長いので、迷子時間が積み上がると致命傷になりやすいです。
良い質問の作り方は「前提」と「自分の理解」を書く
質問するときは、ただ分かりませんと投げるより、前提と自分の理解を書いたほうが回答の質が上がります。
たとえば、条文のどこまで理解していて、どの要件関係が繋がっていないのかを短く書きます。
この書き方をすると、回答も具体的になりやすいです。
そして副次的な効果として、質問文を作る過程で自分の弱点が見えます。
質問制度は「分からないことを聞く」だけでなく、「自分の理解を言語化する」訓練にもなります。質問文を作る過程で、どこが曖昧かが見えるからです。
回数制限があるなら「質問が減る勉強」に寄せる
質問制度はコースによって回数設定がある場合があります。
だからこそ、質問を無限に投げる前提ではなく、質問が減る勉強に寄せるのが現実的です。
具体的には、同じ種類のミスをまとめて質問する、類型ごとに整理してから聞く、みたいな工夫です。
この工夫をすると、質問回数を節約できるだけでなく、理解が体系化されて点が上がりやすくなります。
質問制度が活きるのは登記法と記述の不安を潰すとき
特に登記法や記述は、自分の理解が合っているかが不安になりやすいです。
この不安が続くと、演習が止まってしまいます。
質問制度があると、不安を早めに潰せるので、演習の回転が落ちにくいです。
結果として、学習が継続しやすくなります。
注意点として、質問制度はコースによって対象・回数・利用条件が異なる場合があります。
申し込み前に、対象コースと条件を必ずチェックしてください。
最終的な正確情報は公式サイトをご確認ください。
TOKERUKUN過去問演習

TOKERUKUNは、スマートフォンなどで択一式の過去問演習を回すためのオンライン問題演習サービスです。
司法書士は過去問の回転数が合否を左右するので、スキマ時間で肢別を回せるのは強いです。
私が良いと思うのは、正誤だけで終わらず解説をその場で確認できることと、間違えた問題を反復しやすいことです。
通勤の往復だけで肢別を積める人は、本当に伸びます。
スキマ時間学習は「短時間を積む」だけで武器になる
社会人受験で強いのは、派手な一発より、地味な積み上げです。
TOKERUKUNは、1回の学習が短くても回しやすいので、地味な積み上げに向いています。
特に午前択一は暗記要素も強いので、短時間反復と相性がいいです。
気づいたら肢別が回っていた、みたいな状態を作れると強いです。
運用のコツは「1周目で地図」「2周目で穴埋め」
運用のコツは、2段階で考えるのがラクです。
1周目はテンポ優先で回して、弱点の地図を作ります。
2周目以降は間違い肢だけを潰して、落とし穴を減らします。
この形にすると、復習が「終わらない作業」ではなく「穴を埋める作業」になるので、気持ちが楽です。
- 1周目:テンポ優先で回して、弱点の地図を作る
- 2周目以降:間違い肢だけを潰して、落とし穴を減らす
講義→テキスト→演習の順で回すと定着が早い
動画→テキスト→演習の順で回すと、最初は遅く感じることがあります。
でも2〜3周目で一気に速度が上がります。
司法書士はそこまで耐えられるかが勝負なので、TOKERUKUNのような仕組みで回せる状態を作れるかは大きいです。
演習が回り始めると、自信が戻ってきて学習が続きやすくなります。
正誤ログの使い方で「伸び」が変わる
演習ツールの価値は、正誤ログが残ることです。
間違いが可視化されると、弱点が逃げられなくなります。
だからこそ、間違い肢だけを定期的に再挑戦する仕組みを自分で作ると強いです。
ここができると、苦手が固定化しにくくなります。
演習ツールは万能ではなく、テキストや講義に戻る導線があって初めて強くなります。解けない問題を放置せず、原因を言語化して戻る習慣を作ると効果が出やすいです。
演習サービスの対応範囲や機能は更新される可能性があるので、正確な仕様は公式サイトで確認してください。
学習の最終判断に迷う場合は、受講相談などで自分の学習スタイルに合うか確認するのもおすすめです。
アガルート司法書士通信講座の選び方

最後に、実際の選び方です。
ここはどれが一番いいかではなく、あなたの状況(初学者/学習経験者/忙しさ/紙派かデジタル派か)で最適解が変わる前提で整理します。
迷うなら、比較の軸を先に決めるのが近道です。
スタディング・フォーサイトとの比較

司法書士の通信講座で比較されやすいのが、スタディングとフォーサイトです。
ざっくり言うと、スタディングはスマホ完結寄りで価格が抑えめ、フォーサイトは教材の分かりやすさとコスパ重視、アガルートは紙とサポートを残したハイブリッド寄り、という整理が分かりやすいです。
| 講座 | 価格帯の目安 | 教材・学習体験 | 向いているタイプ |
|---|---|---|---|
| アガルート | 10万円台〜30万円台が中心 | 紙テキスト+動画+質問・演習のハイブリッド | サポートも欲しい、でも通学は難しい |
| スタディング | 5万円前後〜10万円台が中心 | スマホ完結寄り、進捗管理や復習機能が強い | スキマ時間中心で自走できる |
| フォーサイト | 7万円台〜10万円台が中心 | フルカラー教材+映像、学習管理機能 | 分かりやすい教材で堅実に進めたい |
比較の軸は「価格」より「失速しない仕組み」が大事
比較の結論をシンプルに言うと次のとおりです。
- 価格最優先&スマホ学習が得意ならスタディングが候補
- 教材の分かりやすさとコスパならフォーサイトが候補
- 質問やフォローも含めて安心感ならアガルートが候補
ただし、これは一般論です。
司法書士は生活状況で戦い方が変わるので、無料体験・資料請求・サンプル講義で続けられるかを確認するのが結局いちばん確実です。
あなたがどれに寄るかの判断ポイント
あなたがスマホ学習で毎日回せるタイプなら、スタディングの強みは大きいです。
逆に、紙のテキストで書き込みながら理解を固めたいなら、フォーサイトやアガルートが合いやすいです。
そして、疑問を放置しがちで不安が溜まりやすいなら、質問やサポートがある講座のほうが安心です。
この判断は、能力の優劣ではなく、生活と性格の相性の話だと思っています。
併用という選択肢も現実的
講座は一社で完璧にするより、目的別に併用する人もいます。
たとえばインプットは通信講座で固めて、模試だけは別の大手を受ける、みたいな形です。
これは全然アリで、むしろ司法書士だと合理的なケースもあります。
ただ、併用しすぎると回転が落ちるので、増やすのは最小限が安全です。
通信講座全体の比較を先に見ておきたい場合は、以下の記事も参考になります。
価格やサービスは変動することがあるので、最終的な判断は各社の公式サイトで確認してください。
迷う場合は、受講相談や資料請求で「あなたの生活で回せるか」を優先して決めるのがおすすめです。
割引制度とキャンペーン

アガルート司法書士通信講座は、時期によって期間限定の割引が入ることがあります。
さらに、条件に当てはまる人向けの割引制度も複数あります。
割引は魅力的ですが、割引だけで決めるとズレるので、ここは使い方が大事です。
よくある割引の考え方
代表的なものとしては、他校乗換割引、ステップアップ割引、再受講割引などが案内されることがあります。
こういった割引は、対象者を想定して設計されているので、条件が合う人にはかなり効きます。
ただし、割引率や対象講座は変更される可能性があるので、申し込み前に必ず条件を確認してください。
特に「どのコースが対象か」と「併用できるか」は見落としやすいです。
申込タイミングは「価格」と「学習開始」のバランス
割引が来るまで待つか、すぐ始めるかは悩みどころですよね。
ただ司法書士は、勉強時間の積み上げが合否に直結します。
だから私は、数万円の割引を狙って数週間〜数か月学習開始が遅れるなら、トータルでは損になりやすいと思っています。
今のモチベーションが高いなら、その熱量を使って始める価値は大きいです。
割引は魅力ですが、待っている間に学習開始が遅れるのは本末転倒になりがちです。司法書士は勉強時間の積み上げが重要なので、価格だけでなく「今スタートする価値」も一緒に考えるのがおすすめです。
割引よりも先に見るべきチェックポイント
割引を見る前に、私は次の順番で確認するのがおすすめです。
まず、あなたが必要な学習範囲がカリキュラムに入っているかを見ます。
次に、質問制度やサポートの条件が自分に合うかを見ます。
最後に、割引が適用できるかを確認します。
この順番にすると、安いから買ったけど足りない、が起きにくいです。
割引制度やキャンペーンは変更されることがあるので、最終的な正確情報は公式サイトで確認してください。
不安がある場合は、受講相談で自分が対象になるかまで確認しておくと安心です。
全額返金とお祝い金

アガルートの象徴的な制度が、合格特典(全額返金・お祝い金)です。
対象講座に申し込み、条件を満たして合格した場合、受講料の税抜相当が返金される仕組みとして案内されることがあります。
あわせて合格お祝い金が設定されることもあります。
この制度はモチベーション面でも効きますが、条件があるので誤解は避けたいところです。
まず押さえるべきは「対象講座」と「条件」
合格特典は、すべてのコースが対象とは限りません。
フル系のカリキュラムが対象になりやすく、ライトや単科は対象外になることがあるので注意が必要です。
また、合格通知書の提出、体験記の提出、インタビュー出演などが条件に含まれることがあります。
条件は年度で変わることがあるので、ここは必ず最新の案内で確認してください。
- 対象講座が限定される(ライトや単科は対象外のことがある)
- 合格通知書データの提出など、申請条件がある
- 合格体験記の提出や、合格者インタビュー出演が条件に含まれることがある
全額返金は「合格したら自動で返ってくる」ではなく、条件を満たして申請するタイプです。特典の条件や対象講座は年度で変わることがあるので、申し込み前に必ず公式の特典ページで確認してください。
制度が効くのは「コミットメント」を作れる点
司法書士は長期戦なので、途中で心が折れる瞬間が来ます。
そのときに「合格すれば実質無料に近づく」というのは、かなり強い支えになります。
特に社会人は、勉強を続けること自体が難しいので、こういう制度があると自分を動かしやすいです。
制度があるから合格できるわけではないですが、継続の後押しになるのは確かだと思います。
申請で慌てないための準備
特典を狙うなら、申請に必要なものを早めに把握しておくと安心です。
合格後は手続が重なるので、締切や提出形式で慌てやすいです。
体験記やインタビュー条件がある場合は、どこまで対応できるかも事前に考えておくと後悔が減ります。
最終的な条件は公式サイトの最新情報で確認してください。
お金の話は判断に影響が大きいので、断定は避けて、必ず公式の案内で確認した上で決めてください。
迷う場合は、受講相談で制度の対象可否や条件を確認してから判断するのがおすすめです。
アガルート司法書士通信講座まとめ

アガルート司法書士通信講座は、オンライン中心でありながら、紙テキスト・質問制度・演習ツールを組み合わせて続けやすさを作っているのが強みです。
合格率28.6%のような実績は目を引きますが、私がより重要だと思うのは、社会人でも学習を回せる導線があることです。
司法書士は、才能よりも継続と演習の回転で差がつきやすいので、回せる仕組みはそのまま競争力になります。
向いている人のイメージ
アガルートが向いているのは、次のようなタイプです。
- 通学は無理だけど、サポートは欲しい
- 紙とデジタルを併用して学習効率を上げたい
- 疑問を放置せず、質問や相談で早めに潰したい
- 短期で決めたいので速習カリキュラムも検討したい
逆に慎重になったほうがいいケース
逆に、価格最優先で基本は自走でいけるなら、スタディングやフォーサイトが合うケースもあります。
また、記述の添削を最重要視するなら、コース内容をよく確認して、必要なら別手段を併用する前提で考えたほうが安心です。
講座は万能ではなく、あなたの戦い方に合わせて「組む」ものだと思います。
申し込み前にやっておくと失敗が減る3ステップ
最後に、私がすすめる事前チェックを3ステップでまとめます。
ステップ1は、サンプル講義で講師のテンポが合うか確認することです。
ステップ2は、カリキュラムにアウトプット(過去問・答練・模試)がどこまで含まれるか確認することです。
ステップ3は、割引や特典の条件を含めて、総費用と手間をイメージすることです。
この3つをやるだけで、講座選びの後悔はかなり減ります。
受講料・キャンペーン・割引・特典条件は変更されることがあります。最終判断の前に、必ず公式サイトの最新情報を確認してください。学習計画に迷う場合は、受講相談の活用や、必要に応じて専門家への相談もおすすめです。

