こんにちは、サイト管理人のODAです。
ここでは僕自身が社会保険労務士(社労士)試験に一発合格したときのリアルな体験談をまとめます。
難しい話は抜きにして、「実際どうだったの?」をそのまま残しておくので、これから挑戦する方の参考になればうれしいです。
行き当たりばったりでもなんとかなることもあるという物語
きっかけ:30歳を過ぎてやっと“自分時間”ができた

20代は仕事漬けで未来のことを考える余裕ゼロ。
休日も仕事や付き合いに追われて、自分のための時間なんてほとんどありませんでした。
30歳を過ぎて少し落ち着いたとき、たまたま読んだ自己啓発本に影響され、「自分のために何か残ることをやりたい」と思って資格勉強を開始しました。
このあたりの流れは我ながら青臭くて中々こっ恥ずかしい(笑)。
まずはサラリーマンの定番「簿記2級」。
試験勉強は久しぶりで大変でしたが、合格したことで少し自信がつきました。
その後、取引先(当時は伊勢丹関連)で販売士を持っている人が多いと聞き、試しに勉強してみたら意外と面白い。
さらに調子に乗って宅建 → 行政書士…と連続取得モードに突入し、気づいたら“資格の世界”にどっぷり浸かっていました。
最終的に「会社を辞めても食べていけそう」「一生ものの国家資格」「社会的な信頼が得られる」という軸で選んだのが社労士でした。
社労士を受験しようと思った主な理由
- 最短1年くらいで狙える:2年以上は集中力が持たないと判断。
- 登録すれば基本は更新不要の“一生資格”(※実務で活動するなら5年に1回倫理研修あり)。
- 当時の仕事で労務トラブルが多く、知識がそのまま役立つと思った。
勉強開始:eラーニング「Newton」で早速つまずく

最初に選んだ教材が、当時新聞一面広告をよく出していたeラーニングの走り「Newton」。
不合格返金保証に惹かれて始めたものの、条件は「一定時間の学習+確認テスト合格」。
そしてUIは今の洗練されたシステムとは別物で、ひたすら文字列の問題を解き続ける“暗記修行”。
解説も淡々とした文章中心で、動画や図解はほとんどなく、集中力を維持するのが大変でした。
返金条件を満たすために毎日ログインして時間を確保しようとしたものの、長時間パソコンに向かって無機質な問題を解き続けるのは想像以上にきつかったです。
宅建・行政書士では何とか完走できたのですが、社労士の暗記ボリュームになると精神が崩壊しそうでギブアップ。
途中から市販テキスト中心に切り替え、覚えにくい箇所は手書きで書き殴るクラシックスタイルに戻しました。

紙に書いて覚えると、目と手の両方を使うので記憶に残りやすく、ストレスも軽減されました。
このとき痛感したのは「全体像を掴まずに細部暗記に突っ込むと効率が悪すぎる」ということ。
最初にアウトラインをざっと把握 → 反復で肉付け、が正解です。
さらに、わからない箇所は人に説明するつもりでノートに書き直す“セルフ講義”が効果的でした。
今なら間違いなくネット通信講座に即申し込みます。
タイムライン:11月スタート → 翌年8月に一発合格

本試験前年の11月から勉強開始。序盤は週10~15時間程度で、平日は仕事終わりにカフェや自宅で1~2時間、休日は5~6時間まとめて学習というペースでした。
年明けから徐々にブーストし、試験前3か月は“仕事と睡眠以外=勉強”状態。
この期間は平日でも3~4時間、休日は1日10時間超えの勉強漬け。
模試や過去問演習を繰り返し、知識の穴を一つ一つ埋めていく感覚でした。最終的な総学習時間は正確に数えていませんが、おそらく600~700時間あたり。
振り返ると、スキマ時間の活用(通勤電車で過去問アプリ、昼休みの暗記カード)が合格に大きく貢献したと感じます。
そして迎えた本試験――結果は文字通り“運”も味方した合格でした。
当日は緊張で手が震え、開始30分は頭が真っ白。
それでも時間が経つにつれ集中でき、最後は自分でも驚くほど落ち着いて解けました。昼休みには軽く仮眠をとり、午後の択一式に備えたのも良かったです。
選択式での神引き
社労士試験の選択式には科目ごとの足切りがあります。
その年、国民年金法で5点中1点しか取れず「終わった…」と絶望。しかし合格発表でまさかの基準補正「1点以上」。
番号を見つけた瞬間、布団の上でゴロゴロしながらガッツポーズしたのは今でも笑える思い出です。こうして幸運と準備が合わさって、念願の一発合格を果たすことができました。
合格の決め手(反省を含む)

- 直前集中型がハマった:暗記科目が多い試験は“忘却”との戦い。試験直前の密度を高めて一気に詰め込む戦略は有効でした。具体的には、試験2週間前からは毎日過去問1回転+自作ノートの暗記を繰り返し、定着を狙いました。
- アウトプット重視:過去問 → テキスト戻る → 手書きまとめ…を高速回転。理解が浅いところだけ深掘り。過去問だけでなく予想問題集も複数取り入れて、出題パターンを肌感覚で掴みました。
- 無駄に完璧を目指さない:細かい論点は捨て。足切り回避と平均点死守を優先。あえて完璧主義をやめて、重要論点を7〜8割仕上げることに集中しました。割り切る勇気が合格に直結したと思います。
- 体調管理:最後の1週間は“勉強<コンディション”。睡眠リズムを本番仕様に合わせました。食事も軽めに調整し、当日同様のタイムスケジュールで過ごすよう意識しました。ストレス軽減のため軽い運動も取り入れました。
- メンタルケア:試験本番に弱気にならないよう、合格体験記を読んでモチベーションを維持。毎晩合格後の自分を想像して前向きに過ごしました。
非効率だったのは序盤のNewton依存。あそこで全体像インプット用の講義や図解教材を使っていれば、もっと余裕があったはずです。
もし次に受験するとしたら、初期段階から動画講義やイラスト解説本を併用して、理解のスピードを上げたいと思います。
試験1週間前の過ごし方

社労士試験は真夏(8月最終週)。ここからは体調管理が最優先です。
働きながら受験する人が多いので、早めに上司・同僚へ根回しして業務量を調整しておきましょう。
交渉力も実力のうちです。
仕事の調整だけでなく、家庭の予定も早めに相談しておくことで、精神的な余裕が生まれます。また、通勤や勉強場所の確保、エアコンの効いた環境作りなど、学習環境を整えるのも重要です。
やったことを整理すると:
- 本番シミュレーション:1週間前の日曜に本試験と同じ時間割で“解き慣れた過去問”を通し演習(目的は時間配分の最終確認)。さらに、問題を解く順番や休憩の取り方も練習して本番イメージを具体化しました。
- 総復習:平日のスキマ時間でテキスト全体1回転、前日土曜にもう1回転。細部より“穴がないか”チェック。付箋やマーカーで要注意箇所を可視化し、反復暗記を強化しました。
- 生活リズム調整:本番起床時刻に合わせて起き、夜は軽い運動で入眠しやすく。食事も消化の良いものを中心にして体調を崩さないよう配慮。
- 持ち物の事前セット:当日朝は“持って出るだけ”にして心理的負荷を下げる。バッグに加え、会場に持ち込む軽食や水分補給も準備しておきました。
- メンタル調整:本番への不安を和らげるために、合格体験談やモチベーション動画を視聴して前向きな気持ちを維持しました。
前日はどうせ緊張で眠れないので、寝不足前提で“起きる”ところから逆算するのがおすすめです。眠れなくても他の受験生も大体同じなので気にしない(笑)
試験前日にやったこと

- 持ち物最終チェック(受験票・筆記用具・時計・身分証・昼食・飲料・上着・折り畳み傘)。さらに替えのマスクや常備薬、暑さ寒さ対策グッズも追加で用意しました。
- 天候と交通トラブル想定。必要なら会場徒歩圏のホテル前泊も検討。実際にGoogleマップで周辺を確認し、コンビニや飲食店の位置も把握しておきました。
- テキストをざっと流し読み(過度な詰め込みはしない)。特に直前予想問題や自分が苦手な箇所に付箋を貼り、確認リスト化して不安を減らしました。
- 眠気対策にユンケル等の“医薬品”栄養ドリンクを準備(事前に模試で試用推奨)。加えて、糖分補給用のチョコやナッツも用意して当日の集中力を維持する工夫をしました。
- 当日の動き方を頭の中でシミュレーションし、起床時間から会場入りまでのタイムラインを紙に書き出してイメージトレーニングしました。
試験当日の動き

- 早めに会場着:試験開始1時間半前を目安。外で30分/入場後30分の直前復習タイムを確保。会場周辺の雰囲気に慣れるために少し散歩したり、トイレの場所や休憩スペースを確認しておくと安心感が増します。
- 直前1時間の復習:数字系・自作ノート・予備校予想問題の拾い直し。直前記憶は意外と刺さります。特に自分が苦手な科目の要点だけをチェックして頭の中を整理するよう意識しました。
- 開始30分前:教材をしまう→深呼吸→首・肩ストレッチで集中モードへ。軽い瞑想や目を閉じてイメージトレーニングすることで、緊張を和らげ集中力を高めました。
- 昼休憩:選択式の答え合わせは封印。軽食+10~15分の仮眠。必要なら栄養ドリンク投入。周囲の受験生と過剰に会話せず、自分のリズムを守ることを意識しました。水分や糖分補給で午後の持久力を確保しました。
- 択一式:長丁場。集中切れたら手を挙げてトイレでリセット。時間が余ってもマークミス確認を2~3周。見直しの際は一問ごとに声を出さず心の中で番号を読み上げ、ミス防止を徹底しました。また、深呼吸で定期的にリフレッシュして最後まで集中力を維持しました。
これから受験する方へ

社労士試験は“難関”と言われがちですが、正直トップレベルの専門性よりも計画性+継続+直前の密度で決まるタイプだと感じました。
完璧主義を捨てて足切り回避と平均点確保を徹底すれば、十分射程に入ります。
特に独学か予備校利用かを早めに決め、自分のライフスタイルに合った勉強法を確立することが合格への近道です。
今ならSNSや勉強会で同じ目標を持つ仲間を作ると、情報交換やモチベーション維持にもつながります。
さらに、模試を受けて本番に近い環境を体験するのも大切です。緊張や時間配分の感覚は机上の勉強では得られません。
最後にもう一度:体調管理は重要科目。本番で実力の100%を出せるよう、勉強と同じくらい“準備”にも投資してください。前日・当日のルーティンを事前に固め、精神面の安定にも注力しましょう。
皆さんの合格報告、お待ちしています!
―― 管理人ODA


