社会保険労務士の勉強法「モチベーション編」

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社会保険労務士勉強法「モチベーション編」

誰もが悩むモチベーション

社会保険労務士試験の勉強を続けていく上で、

「モチベーションの維持」

は誰にとっても、苦労するテーマです。

800~1000時間とも言われる勉強時間を、どのようにやる気を維持して乗り越えるか。

ここでは、モチベーションの維持に役立つ考え方や、勉強の仕組み作りについて考えていきます。

自分を追い込む

日々の仕事や生活の中から、継続的に数時間の勉強時間を捻出することは普通の人にとっては、それまでの生活パターンを大きく変える必要があり、ある意味では試験勉強中は「非常事態モード」です。

そのためには、ある程度自分を追い込み、「勉強せざるを得ない」心理状況を作りあげることが必要です。

周りに公言する

ひとつの方法は、自分の家族や友人、職場の人などに社会保険労務士試験に挑戦することを公言することです。

周囲の人間に自分のチャレンジを告げることで、

「失敗したら恥ずかしい。」

という気持ちが芽生え、多少やる気がでないときでも机に向かう動機付けになります。

また、モチベーションの維持というだけでなく、試験勉強期間中は仕事やプライベートで周囲の人間の協力が必要なことも多々ありますから、そのためにも自分が真剣に社労士試験に取り組んでいることを伝えておくことは大切です。

投資する

試験勉強のためには独学であれ資格スクールの通信講座などを受講するのであれ、社会保険労務士試験を受験するためには数万円~20万円以上の投資が必要です。

この際に大切なことは、なるべく安くあげようとして、価格のみで選択するのではなく、教材や講義の質をしっかり吟味して自分で納得がいく教材や講座を選ぶことです。

値段が張るものにはそれなりの理由があります。

難解な法律用語や複雑な年金制度などを含む社会保険労務士試験の勉強内容の中には、市販のテキストを読んでも全く頭に入ってこなかったことが、プロの講義を一度聴講したたけでたちどころに理解できてしまうことも珍しくはありません。

「時間をお金で買う」という発想は短期合格を目指すには必須のものです。

そして、真剣に吟味した教材や講座への投資自体が

「これだけの投資をしたのだから絶対に合格してやる!」

というモチベーションにもつながるのです。

見える化する

学習に入る前に、しっかりとした学習スケジュールを立てて、常に見える化しておくことはモチベーションの維持には重要です。

学習スケジュールを立てずに社労士試験の勉強を始めることは、地図も持たずに知らない土地をうろつくようなものです。

しかし、実際には「とりあえずテキストを読み始める」という人も多くいて、結局は高確率「時間が足りなかった」という結果になります。

課題は小分けにする

ゴールは本試験での合格です。

そこから逆算すれば、1週間前からは体調管理、1カ月前には模擬試験、2カ月前には法改正や白書対策、それまでには一通りのテキスト読みと過去問対策、では6カ月前の今やるべきことは・・・と

「今日この日にやるべきこと」

が明確になります。

社労士試験合格という大きなゴールだけでなく、毎日のゴールに「今日この日にやるべきこと」を設定することで、日々、小さな達成感を味わうことができ、モチベーションの維持に役立ちます。

習慣化する

逆説的な話になりますが、「モチベーションに頼らない」勉強も大切です。

毎朝、歯を磨くのにいちいち「やる気」を出す人はいません。

それは歯を磨くことが、当たり前のこととして習慣化されているからです。

人間のやる気や集中力は有限です。

社労士試験の勉強においても「習慣化」できる部分を取り入れることで、合格が近づきます。

もちろん、「毎日5時間の勉強」が習慣化できればそれに越したことはありませんが、普通の人間には容易なことではありません。

まずは、スキマ時間の短い勉強から取り入れるのが習慣化の早道でしょう。

他の習慣と紐付ける

スキマ時間の学習と言われて、まず思いつくのが、通勤時間の活用でしょう。

「通勤時間中はスマホで講義動画を見る時間」

とルール化するなどの習慣化は誰でも行っていることでしょう。

また、それだけでなく「通勤時間」のように必ず毎日のように発生する行動や場所、いわば他の習慣と「勉強」を紐付けることで勉強自体の習慣化も容易になります。

  • トイレに雇用保険関連の暗記項目をまとめた紙を貼っておいて入った必ず上から下まで目を通す
  • 洗面所には老齢厚生年金の支給開始年齢の表を貼って、歯磨きしている間はそれを眺める
  • お風呂に入っている間は防水のスマホで、通信講座の15分間のワンポイント講義を流しておく

などを習慣化することで、ほとんど「モチベーション」を消費せずに学習を進めることもできすます。

あなたは、なぜ社会保険労務士試験に合格したいのですか?

最後になりますが、

「自分はなぜ社会保険労務士試験に合格したいのか?」

学習を始める前に、この根本的な問いかけを真剣に考える必要があります。

長い時間と費用をかけてのチャレンジです。

「とりあえず興味があるから受けてみる」

という程度の動機で合格できるほど甘い試験ではありませんから、社会保険労務士試験に合格することによって、どうあなたの人生にプラスがあるのかがイメージできないようであれば、勉強をする意味自体がありません。

人によっては独立開業の夢を果たすためか、専門知識を深めて会社での業務にさらに自信を深めたいのか、など人それぞれのビジョンがあると思います。

最後の最後にあなたのモチベーションを支えてくれるのは、

「合格後に、より幸せになる自分のイメージ」

ですから、しっかりと考えてから勉強をスタートして下さいね。