社労士試験受験後の合格発表までの有効活用法

2カ月というのは意外と長い

社労士試験受験後の有効活用法

8月の社労士試験が終わった後、11月の合格発表までの2カ月間はどの受験生にとっても先の見えない不安な時期です。

資格スクールの解答速報で答え合わせをして合否判定をしても、社労士試験の場合は合格ラインの調整があるため、合格発表のその日まで本当の結果は分かりません。

そうであれば、しばしの休憩の後、一旦社労士試験のことは忘れてこの2カ月間を有効に利用していきたいものです。

他の資格にチャレンジしてみるのもひとつの手

社労士試験の受験を志したのであれば、具体的であれぼんやりしたものであれ、何らかの形で将来の夢のようなものがあると思います。

開業を目指すのであれ、勤務社労士として活動していくのであれ、社労士としての仕事には幅広い関連分野が存在します。

そのような関連分野の資格を勉強しておくことは損にはならないはずです。

「試験直後にまた試験勉強?」

と思うかもしれませんが、勉強をする習慣がついている今だからこそ、無理なく次の資格の勉強を進められるという側面もありますし、社労士試験の知識が活かせる他の資格であれば、知識が頭に残っているうちに受験した方が有利とも言えます。

管理人の一番のおすすめは「ファイナンシャルプランナー (FP )」です。1級から3級まであり、実務経験などがない場合は3級からの受験になります。

試験科目は

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業継承

となっており、このうち「ライフプランニングと資金計画」の中には公的年金・社会保険に関する問題が出題されるため、社労士受験の知識をそのまま活かすことができます。

また、その他の科目も将来社労士としての仕事をしていくのであれば、基本的なことについては知っておくべくものばかりです。

社労士試験直後の3級の試験は9月中旬に行われますが、社労士受験経験者が集中して取り組めば2~3週間の勉強でも十分合格できるレベルだと思います。

2つ目のおすすめは「年金アドバイザー」です。銀行業務検定協会が主催する民間資格で、2級~4級があります。社労士受験経験であれば3級からの受験がおすすめです。

試験科目は

  • わが国の社会保険制度とその仕組み
  • 年金制度とその仕組み
  • 年金給付の種類と支給要件
  • 企業年金個人年金の仕組みの要点
  • 裁定請求手続きと年金受給者の手続き

となっており、もちろん社労士受験の知識はそのまま使えるのですが、社労士試験にはない計算問題やより実務に近い知識が求められる問題も出るので過去問対策は必須です。

とはいえ3級であれば社労士試験直後の10月の試験を狙うことも無理ではありません。

社労士試験の最難関の年金科目の知識を再整理することで、将来の役に立つことは間違いないでしょう。

合格発表後のプランニングもしっかりと

試験に合格した場合でも、残念ながら不合格だった場合でも試験後の2カ月間にそれぞれの場合の行動計画を立てておくことは大切なことです。

晴れて合格しても、実際に社労士として登録する場合、2年以上の実務経験が無ければ場合には全国社会保険労務士連合会が主催する「事務指定講習」を受講する必要があります。

この講習の申し込みは11月中旬から12月頭までですから、合格後すぐに決断をする必要があります。

また、この事務指定講習の中には翌年7月~8月に主要都市でのみ行われる4日間の集合講習も含まれます。

簡単にお休みが取れないお仕事をされている場合、そのスケジュール調整も考えておく必要があるでしょう。

残念ながら不合格だった場合には翌年の受験に向けての再スタートです。

その場合でも前段でご紹介した資格の取得は、社労士試験の知識の再整理にもなりますので、無駄にはならないと思います。

また、資格スクールによっては再受講者への割引キャンペーンや、受験者が合格発表前に講座を申し込んでいても合格していれば返金をしてくれる制度などもありますので、自己採点で明らかに敗戦濃厚の場合はそのあたりもチェックしておきましょう。

いずれにせよ、合格発表までの2カ月間は意外と長く、いろいろなことができるものです。

社労士資格の取得のその先の夢に向かって、有効に活用したいものですね!