働く社会人視点で見る社会保険労務士の魅力

法律系資格の中では比較的取りやすい資格です

社会保険労務士の魅力

他の税理士や司法書士といった法律系資格と比較すると、社会保険労務士の資格は比較的短期間での取得が可能です。

例えば一般的に司法書士の資格を取るのには3000時間程度の勉強が必要と言われているのに対して、社会保険労務士の場合、800~1000時間程度と言われています。

また、試験の形式が全てマークシート方式となっているため、記述力や論述力が無くとも知識さえあれば正答が可能な点も魅力のひとつです。

試験自体も1日のみの筆記試験で完結しますので、サラリーマンなどでも受験のスケジュール調整がし易い点もありがたい部分です。

他の資格との比較では、

  • 司法書士→筆記試験1日+口述試験1日
  • 税理士→筆記試験3日
  • 中小企業診断士→筆記試験2日+2次筆記試験1日+面接試験1日

など、複数日程での試験が行われることが多いため、受験のスケジュールを空けるだけでも一仕事です。

資格取得後にも様々な選択肢

人事・労務、社会保険という会社で勤務しながらでも活かし易い知識を得ることできるため、「企業内社会保険労務士」として、関連部署でのキャリアアップを目指すこともできます。

実際に「社会保険労務士」と名乗り、仕事をするためには試験合格後に全国社会保険労務士連合会への登録が必要です。

そして、社会保険労務士の登録方法には、独立開業をして仕事をする方のための「開業登録」の他に、会社に勤めながら社会保険労務士としての仕事をする方向けの「勤務登録」という登録方法があり、社会保険労務士として登録している方の約3分の1がこの方法で登録をしています。

また、この「勤務登録」は「開業登録」と比べ各都道府県ごとに異なりますが、入会金や年会費が半分程度となります。

登録後も5年に1回の倫理研修を受ける以外には特に資格を維持するための要件がない為、基本的には試験に合格して登録後は一生社会保険労務士としての仕事を続けることができます。

他の資格との相乗効果が高い

社会保険労務士の仕事は様々ですが、会社の顧問として労務管理や社会保険に関する手続きの代行や助言をするという業務が一番典型的な仕事のひとつです。

その場合に例えば中小企業診断士の資格があれば、経営に関する助言もできます。

また、行政書士の資格があれば、会社の設立や許認可の手続きから業務を受注し、社会保険労務士の独占業務である社会保険の加入手続きまでをワンストップで行うこともできます。

それ以外にもファイナンシャルプランナーの資格があれば個人の方に対する資産活用や年金相談まで幅広い守備範囲で対応が可能です。

このように、社会保険労務士は労務・社会保険という働く人に必ず関わってくる資格ゆえに他の資格との相乗効果も抜群です。

社会保険労務士の魅力まとめ

社会保険労務士の資格の取得者には、他の資格と比べて多様な前職や経歴を持っている方が多いのが特徴です。

また年齢的にも、20台の方もいれば定年退職後に資格を取得し、70台で現役の開業社労士として活躍されている方も数多くいます。

人に関わる仕事だけに、どんな経験であれ、社会保険労務士としての仕事に活かしていくことができるのも魅力のひとつだと思います。